色々な民族や風景を眺めつつ、トゥルミと言う町まで移動する。

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通りかかった道沿いでは、ちょうど市が開かれていた。やはり重要なのは水のようで、多くの黄色いポリタンクを持った女性達が右側に固まっていた。

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道を普通に牛や山羊が歩いているのは、南アの田舎と全く同じ光景。
もし、うっかり車で牛や山羊を轢いてしまった場合、山羊であれば700~1500(妊娠している山羊なら1000)ブルの罰金、牛であれば5000~6000(妊娠している牛なら10000)ブルの罰金を支払わないといけない。
1ブル=約5.5円


バイクタクシーは運転手を含めて4人までOK。バイクはインドからの輸入。


エチオピアには9つのユネスコの世界遺産があるが、そのうちのひとつがオモ川下流域。この辺りから数百万年単位に及ぶ多くの種類の化石人骨が出土したことにより登録された。

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川沿いは、綺麗な棚田が広がる。


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更に南下していくと、南に広がる低地が見えて来た。
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イメージ 6マレ族 Malle の女の子。
額に、独特の入れ墨を施している。

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コンソ族 Konso の男の子達は、乳香ほど高価ではないものの、良い香りのする樹の樹液などを固めた物を売りに来ていた。


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低地には、綿花畑が広がる。









いきなり、歩いている人達の様子が変わって来た。
オモ川流域の南部エチオピアには、14とも、それ以上とも言われる部族が暮らしている。
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頭に造花のような 
ポンポンのような物を 
付けている男性。

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この男の子は、我々の車を見つけるやいなや、マサイ族のように上へと垂直跳びを見せてくれた。
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道行く観光客に歌を披露して、お金をもらっている子供達。









いよいよ、トゥルミ Turmi に到着。早速、毎週月曜の11時~5時まで開かれる市場へ。
北部エチオピアとは全く異なる光景に驚かされた。ハマル族 Hamar、そしてカロ族 Kara (Karo) がやって来ているとのことだが、別にお祭りがあるわけでもなく、彼らは普段の服装。

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ハマル族の女性。
ハマル族は一夫多妻で、2人の奥さんがいるのが通例。
第一夫人だけが身に付けられる、首の所に突起物のある
チョーカーをしている。

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鍛冶屋さん?アクセサリー屋さん?の男性は、
女性が身に着ける首輪や 
ブレスレットをサイズに 
すべく叩いていた。








イメージ 22男性の頭の黒のポンポンのような物は、
フォーマルな時につけるのだそう。

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女性達が髪や体を赤い色にしている原料はこれ。
この粉末とバターを混ぜてつけている。

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画像の奥の方は山羊の皮の衣装。
白い貝殻は、すぐ南に隣接するケニアから運んで来ているとのこと。







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男性達がいつも片手に持ち歩いている木製の物は、ある時はこのように椅子に、ある時は枕になる。









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ハマル族の左側の青年(左から2人目)は、来週、青年の儀式であるブルジャンプ Bull Jumping を行うそうで、文字を持たないハマル族の人達は、そのブルジャンプの日程を伝える為に、ブルジャンプカレンダーなるこの紐を手渡して、儀式の日程を相手に伝える。


青いTシャツの彼は我々のハマル族のガイドさん。全てのハマル族が民族衣装と言うわけではなく、そのギャップが大きい事が不思議だった。

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この紐がそのブルジャンプカレンダー。
ひとつの結び目が一日を示し、
彼の場合は7個あるので、1週間後に 
あることを示している。






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ホテルで山羊のカレーを。
美味しくいただいた。




この日は、午後から青年になる儀式であるブルジャンプがあった。
観光客の為に行うものではないので、見られるかどうかは時の運なのだが、ラッキーなことに丁度開催されるとのことでそれを観に行った。その様子は<25>で。