ダーバンにもアールデコスタイルの建物がいくつかある。ダーバンシティの中心部で商業ビルなども多かったセントラル地区 (その1) に引き続き、住居などの多いベレア地区を。

Berea Court  1935 
両者の雰囲気は異なるが、一番下の Surrey Mansions をデザインしたチームが造った。Alfred Arthur Ritchie McKinley 設計。
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Cheviot Court  circa 1930s 
「Style Moderne」 で、曲線が多様されているが、残念ながら Musgrave Road からはその側面しか見えない。良くメンテナンスされている。
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Deo Volente 1939-40  以前は薄いピンク色だったようだが。
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Garvock Building  1925 
現在、入口のフォイヤーは建設当時の面影を残さない陳腐なタイルとなっている。
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Howard College 1930 
外側は 「Union」 スタイルで、デコスタイルは少しだけだが、内部はアールデコ。
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Jubilee Court  1930s 
127 West Street (その様子は その1 で) とここにだけレンガが使用されている。現在でもとても良くメンテナンスされている。
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Lowrys Corner  1930 
ユニオンスタイルとアールデコのミックススタイル。Union Style とは、タイルや窓のラテン風で、道路沿いはアールデコの影響とのこと。内部は、銀行が入っていた時にすでにデコのものは残っておらず、今は空きテナントとして傷んでおり、時計の針すらない。。。
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Memorial Tower  Howard College 1947 
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Moorlands 1937
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St.Augustine's Masions 1929
日本人が言うマンションは、アパートよりも豪華な共同住宅全般をさすが、実際にアメリカやイギリス、南アなど英語圏で使われる場合の 「マンション」 は、共同住宅の意味はほとんどなく、超豪邸と言う意味。NYでもマンションと名乗って良いのは、わずか数軒に過ぎないぐらい。NYのかつての鉄道王のヴァンダービルトマンションの様子は こちら
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Surrey Mansion  1934 
この建物はダーバンのアールデコの代表格で、かつ、良くメンテナンスされている。New York stepped style とのこと。
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現在も多くの人がその建物に住んでいるケースが多いベレア地区なので、商業地区であるセントラル地区のアールデコの建物よりも、比較的メンテが良くされている印象かと。