トーゴはソコデと言う町に到着。
ブードゥー教の炎の儀式であるテュボールを披露してくれる村へ。

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村の小さな男の子達は
なんとなんと全裸・・・







ソコデの北西部に位置する Bassar と言う場所からやって来た部族の人達で、ブードゥー教に基づくテュボールなる炎の儀式を執り行うのはこの部族だけ。
まず首長の人や幹部?みたいな人に、現地コーディネーターに連れられてガイドさんと共に挨拶に。用意するから1時間後に来てくれ、と。

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約束の時間に行くと、今度は子供達はちゃんと服を着ていた。
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おじさんが鼓のような太鼓を奏で始めた。


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ニムと言う樹の薪に火をつける。

儀式用の格好をした青年達も現れた。



17世紀ごろから伝わる儀式で、炎に体を当てる事で炎の精霊を体に宿し、体にいる悪霊を追い出して、戦士を鼓舞する伝統儀式。現在では、収穫時期、誕生日、結婚式など特別な時に行っているが、この日は我々2人が来たと言うことで行ってくれた。
因みに、炎をあやつれる Bassar の人達は、Bassar どおしで結婚しないとその力が失われるとされており、炎や鉄に詳しく、鍛冶屋などの仕事についている人が多い。
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首長さんはひとりで、その下に何人もの長がいる。この方が首長さんで、とても物静かで温厚な印象。我々の横で椅子に座って一緒に儀式を見ていたのだが、彼に話をしに行く人は、彼よりも高い位置で視線を交わさない為に、地面に跪いて見上げて話をしていた。
火の動きで、首長は未来を占うことが出来るのだそう。








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白地に緑色の楯縞の服装の首長さんの息子さんが掛け声などをかけつつ先導しながら、炎の周りを時計とは反対方向に回って行く。
Bassar の場合は、首長の息子が首長になるのでも、女系で継いでいくのでもなく、長達が集まって次の首長を決めるのだそう。





輪の中に白い服装の女性がひとりだけ混じっているが、首長さんの奥さんなどではなく、既婚者ではあるが子供のいない女性とのこと。男性の精神的支柱は首長さんだが、女性は彼女を支えとしている。子育てに忙しい女性達とは異なり、子供がいない分だけ精神修練に費やす時間があるとされている為。

このダンスは、ラウワッと言うもので、結婚式の時に踊られ歌われるもの。大地を守る歌、世界の平和を願う歌、美しい女性を讃える歌、世界の色々な人達の個性を貴ぶ歌、、、色々と首長さんがガイドさんを通じて解説してくれたのだが、あまりに暗くてメモも取れず・・・

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・・・と、いきなり男性のひとりが炎の上に立った!

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皆で歌い踊りながらグルグルグルグル・・・










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戦士?の4名が首長さんの前で踊りを捧げていた。









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炎の上をジャンプしたり。
そう言えば、「その火を跳び越えて来い」 なんてフレーズがあったが。

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炎の上で一瞬立つのではなく、しばらく動かずに立っている。

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このお兄さんは、どかっと座りこんでいた!! 立ったら、服が燃えていて、他の人が消してあげていた。


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周りの女性達もノリノリになって来た。









一時間ほど見せてもらったが、村総出と言った感じ。
因みに、西アフリカには100以上もの呪術があり、ブードゥー教に基づくや、別の土着信仰などさまざま。その信仰と共に、キリスト教やイスラム教を信じている人も多いとのこと。

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ホテルに戻って晩御飯を。

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翌日は、今回訪れた4カ国のうちの最後の国、ベナンに入る。その様子は<26>で。