インド本国から南アに来ているインド人ファミリーに、ディーワーリー Diwali に招いてもらった。

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この日を迎えるにあたって、スーパーの前にも
大きな看板がかかっていた。









この日友人宅に集まったのは、
・主催してくれたインド人ファミリー。ご主人は北部デリー、奥さんはヒマラヤ方面出身。ヒンズー系。
・3年の駐在期間を終えてインドはムンバイに帰ることが決まっているインド人ファミリー。南部のタミール系。
・ご主人がインド系南ア人、奥さんがインド系イギリス人で、いずれも西部のグジャラート系。
・イギリス生まれヨハネスブルグ育ちのユダヤ系のファミリー。
・そして我々日本人。
よくよく考えると、南ア人は一人しかいない、と言う面白い集まり。

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玄関には、着色した粉とランプで、綺麗に模様が描かれていた。



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まず、祭壇のある前で靴を脱いでディワーリーの神様であるラクシュミーなどにお参りをする。

左にある小さな銀色のお盆を両手で持って、時計まわりに回しながら唱える。

その時のお経のようなものにはメロディーがあり、共通のメロディーだそうだが、唱える言葉がインドでも地方や民族によって違うのだそう。





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お参り後に、小さな銀のお盆の火を大きなお盆のランプや、家の中の各所に置かれたランプに順次火をつけていく。

元旦未明の祇園八坂神社のおけら参りのようだなと勝手に思ってみたりして。






同じインド系の人達でも、○○語はわかる?と英語でお互いの異なる地域の事を聞き合うなど、面白い。女性がおでこに付けている物ですら、地方によって呼称が違っていた。

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お料理上手な友人が、色々と用意してくれていた。

まずはアペタイザーと言ったものが並ぶ。

青いナプキンの上の物はポテトコロッケ。
ハッシュドポテトのような感じで美味しい。
一番奥の深緑色のディップソースはコリアンダーとミントのソース。
手前の黒っぽい茶色のソースはタマリンドのソースで甘目。

手前のまるで揚げ餃子のようなものは、インド全国共通のディーワーリーの為のお菓子。
中にはココナッツやナッツ類が入っていたが、インドの南部出身の奥さん曰く、彼女の地元では材料が違うとのこと。






主催してくれた友人ファミリーは鶏肉やラム肉などは食べるが、この日集まった他のインド系の人達の中には卵も食べないと言うベジタリアン揃い。

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左手前はダヒバラ。
ヒヨコマメの粉で作った揚げドーナツ風にヨーグルトをかけたもの。
パキスタン人の家にお邪魔した時にいただいたものよりも塩が薄くて食べやすい。

その奥はビリヤニ。

その奥はヒヨコマメのカレー。
混ぜて食べるようにと横にはトマトやキュウリなどの入ったヨーグルト。しかしそれ単体でも美味しい。



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自家製のアイスクリーム。
卵も食べない人がいる為、卵はなしだが、ピスタチオやアーモンドが入っていて美味しい。



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インド系の女性達や子供達は、それぞれとても綺麗な
衣装を身にまとっていて、見るだけでも楽しめた。













イメージ 10友人宅は集合住宅の為、花火が出来ないのを残念がっていたが、この日の夜は前夜も含め、インド系の人達の各庭で花火を挙げるのが習わし。

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平均的に花火代は、各家で1700ランド (約15000円) はかけるとのこと。


ユダヤ系の友人ファミリーも、ロンドンにいる妹さんが男の子を出産し、ユダヤ教徒にとっては非常に重要な割礼の儀式があるので、翌日から子供達も学校を1週間休ませてロンドンに行くと。そして食べ物は勿論ユダヤ教の教義に従って豚や鱗のない魚介類や反芻しない動物は食べない。
また、同じユダヤ系でも、ポーランド、ドイツなどのアシュケナージグループと、サハラなどの方に出エジプトで出たサハラグループとに分かれる。同じシナゴーグには行かないとのこと。

それぞれ皆の宗教に根差したライフスタイルや食生活をお互い説明し合って、面白かったのだが、そう思うと日本人の我々はノンポリ状態で、お陰様で何でも食べられて幸せだなぁと、限りを知らない食欲を肯定した日でもあった。