ナイバシャ湖に到着。ナイロビの北約90キロにある淡水湖。
ボートに乗って、湖にある三日月の島 Crescent Island へ。
オオヤマセミのメス Giant Kingfisher
Megaceryle maxima
ちょうど、フナ?のような物を捕まえたところ。
オス
メスは喉は白黒まだらでお腹がオレンジ、オスは逆で、喉の辺りからオレンジでお腹は白黒まだら。
サンショクウミワシ
African Fish Eagle
Hliaeetus vocifer
湖にある三日月島 Crescent Island へ。
ウオーキイングサファリが出来るようになっており、現在クエート在住のアルゼンチン人夫妻と一緒に廻ることに。
イギリス人女性が所有している島で、バッファローに襲われて負傷するも未だ島におられるとか。
マサイキリン。
すぐそばを悠々と歩いていた。
カバなども居るので、武装したセキュリティー君が付いてくれる。ドイツ製のG3なる銃を持たせてもらったが、非常に重たい。
秒速800メートルで、射程距離は300~400メートルとのこと。
肉食獣がいないせいか、動物達が非常にのんびりと自由にしている印象。
可愛いシマウマの赤ちゃんや、ガゼルの子供なども。
モモイロペリカン Great White Pelican
Pelecanus onocrotalus
ツメバゲリ Spur-winged Lapwing
Vanellus spinosus
近くに巣があるようで、我々が近付くと、
けたたましい声をあげて威嚇していた。
再びボートに乗って、カバの居るヒポポイントなどに向かう。
うじゃうじゃっとカバが水に居る。
カワウも子育て中。
Great Cormorant
Phalacrocorax carbo
カンムリサギ Common Squacco Heron
Ardeola ralloides
アフリカレンカク African Jacana
Actophilornis africanus
レンカクゲリ Long-toed Lapwing
Vanellus crassirostris
ボートが水中にある門扉の中に入って行く。
そこでは、漁師さん達が膝上までの水の中で網を引いてティラピア漁をしていた。
驚いたことに、この門扉は湖畔にあったホテルの庭のゲートだったのだが、3年前から湖の水かさが上昇し、ホテルは冠水。
その為、庭木達も水に常時つかってしまうこととなり、立ち枯れていて、そこの間を歩いてティラピア漁をしていたというわけ。
しかし、そこは今は水鳥達の楽園。
アフリカトキコウ Yellow-billed Stork
Mycteria ibis
アフリカヘラサギ African Spoonbill
Platalea alba
アオサギ Grey Heron
Ardea cinerea
たくさんのヒメヤマセミが飛び交っていた。
Pied Kingfisher, Ceryle rudls
湖畔には、「野生のエルザ」 の著者のジョイ・アダムソンの家もあり、今は記念館になっているのだそう。
地球温暖化で、南アの世界遺産のイシマンガリソ湿地公園の湖などもどんどん干上がってその面積を小さくしているので、ケニアもそうかと思いきや、驚いたことに水位が上昇しているとのこと。
それは、山の木々がどんどん伐採され、山の保水力が低下して、川から湖に今まで以上に水が流れ込んで来ているせいとのこと。この湖の広がりは、今も続いているのだそう。。。
湖畔は、バラの栽培用のハウスが連なる。
ヨーロッパや南アなどに輸出しているのだそう。
湖畔のホテルにチェックイン。
ホテル内の敷地にも、普通にウオーターバックやキリンが歩いている。
勿論、サバンナモンキー(オナガザル)も。
子ザルがお母さんのおっぱいを飲んでいた。
さすがに夜は冷えるので暖炉には火が入っていた。
なかなか綺麗なホテルだったが、晩御飯はいたってフツー。
デザートが未だ良かったかな。
同じく放し飼いにされているシマウマが部屋の前に。
夜行性のカバも夜には草を食べにやって来るとのことで、レストランと部屋との往復にはセキュリティーの人が付いてくれるのだが、あいにくカバには出会えず。
翌日は、フラミンゴの大群を見るべく、ボゴリア湖に向かう。
この日に教えてもらったことの備忘録:
例年は、3月~4月半ばまで雨季なのだが、今年は異常で3月~6月まで雨が降り続けた。
主食はウガリ、キャベツ、お米も人気がある。
お肉のお値段は、鶏>山羊>羊>牛・豚 ホロホロチョウはライセンスを持っている人だけ獲ることが出来、数も少ない為、値段は高い。魚は鶏肉よりも少し安い。
道路の事故は動物との衝突が多いが、ゾウなどを含む動物達はフェンスのないこちらの保護区からあちらの保護区へと移動することから。マサイ族は牧畜を行うが農業は行わない為、保護区の近くには農園などがなく、農家と動物達との摩擦はない。
マサイ族は、ケニアに居る全43部族の中で一番伝統的な生活を送っている。マサイ族の言葉は、全く異なる。
一夫多妻はどの民族でも認められている。マサイ族では、12人の奥さんが居る人も。西部の人達の方がより迷信や呪術などを信じている。
インド系のケニア人も多い。インド系はビジネスで儲けてホテルなどのオーナーになって成功している人も多い。ケニアの黒人はインド系のケニア人が搾取していると考えており、インド系ケニア人を好んでいない。
パパイヤやオレンジなど果物も豊富に採れるが、ナイバシャとナクルの間ではアスパラガスの栽培が盛ん。国内販売ではなく、輸出の方が儲かるので輸出用。南アの高級スーパーマーケットのウールワースWoolworth でもケニア産のアスパラガスを売っている。
ケニアには移民はそれほどいない。ヨルダンからの移民がいるがソマリアからの人はそれほどいない。
高速道路費は無料で、ガソリン代に含まれているが、外国から来た車は追加で支払わなければならない。
スピード違反の取り締まりは、ネズミ捕り方式。手前で測定し、後方に電話で伝えて後方側が捕まえる。
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