この日も終日、マサイマラ国立保護区で過ごす。

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ロッジを出たとたん、ディクディクと、ゾウさん達、そしてその前を元気に走って行くインパラに出会った。

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ほどなくして、なんとなんと、レパードに遭遇!!

ビッグ5の中でもダントツに見つけ辛いレパード。
私設ゲームリザーブの中には、発信機をレパードに埋め込んで、こっそり電波で探しては、さもレンジャーさんが見つけたようにして見せているぐらいに難易度が高い。

勿論、マサイマラではそのような事はしていないので、非常にラッキー!



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勿論、希少価値のレパードが、間近に見られるとあって、多くのレンジャーカーが無線で知ってやって来ていたのだが、このレパード君の鋭い眼光の先には、ヌーの群れ。ヌー達に自分の存在が見られないようにと、たくみに我々のレンジャーカーの影に回り込んだり。





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レンジャーカーの下を通り抜けたり。








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上から宿六が何処行った?とカメラ片手に探しているのだが、レパード君は我々の車まで盾にしていた。

因みに、この画像は、我々のガイドさんの友人ガイドさんが偶然後ろに居て、撮ってくれたものを転送してもらった。
こんな風にレパードと3ショットになれるとは!




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結局、レパード君はヌーやシマウマ達に見つかってしまい、ヌー達はこちらを気にしつつ逃げて行った。我々人間のせいで食事にありつけなかったのだったら、レパード君に申し訳なかったのだが💦

このレパード君、小さな蝶がお尻に触れただけでビクンとなったかと思うと、車のバンパーに興味津々だったり。


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マラ川上流のカバさん達が数多く居る場所では、可愛い子供がお母さん?と口の開け合いっこ。
又、生まれたての小さな赤ちゃんが巨体のお母さんに寄り添っていた。

朝9時頃にマラ川のヌーが川渡りをする場所に到着。この日も待つ、待つ、待つ。。。
11時半頃に渡りだした!!
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ちょうど我々のすぐ横からヌーの群れが川を目指して降りて行き、対岸に渡って行った。

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未だ若いヌーも渡って行かねばならない。途中で溺れてしまうもの、岩場をうまく歩けずに怪我をしてしまうものなど色々といる。そういうヌーを狙っているものも・・・

対岸の岸辺に居たワニが、すーっと川に入って行った。その目線の先には、今から渡ろうとしているヌーの群れ。逆に言うと、ワニの動きでどの辺りで川を渡りだすかがわかるぐらい。


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そして勿論、犠牲になるヌーも。
ワニは、溺れて上流から流されて来たヌーにありつく場合もあれば、一旦仕留めてから獲物を水辺に隠し、少しずつ何日かかけて食べる場合もあるとのこと。

マラ川流域は、ヌー達の犠牲もあって、リンなどを多く含む水となり、肥沃な土を形成しているのだそう。





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何故、ヌー達は大移動をするのか?
数が多いので、定住していては食べる草が無くなる為、時期になると新しい草を求めて移動する。

何故危険な川渡りをするのか?
川渡りは主にメスとその子供がするのだそうだが、もともと本能的に前のヌーが動けば付いて行く、という性質から誰かが渡りだすと大移動になる。
遠い遠い先祖から、この時期には川を渡ると言うDNAに従っている本能説、徐々に時間をかけて川渡りのルートを学習している文化説など、さまざま。
未だ未だ、わからないことだらけ、だから面白いのかも知れない。









川渡りが一段落したものの、未だ涌いて出て来るように、ヌーの大群が川岸へとゆっくりゆっくりやって来る。

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皆が皆、目指すのは、この先の木々が生えている所にある川。
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1分40秒ぐらいの所で、鳴き声が聞こえるかと。ヌー Gnu と言う名前は、この鳴き声から来ている。
因みに、英語圏ではヌーと言わずワイルドビースト Wildebeest と言う。

結局、この日は大群が押し合いへし合い、川を渡るポイントに来て、多数のレンジャーカーのみならず、ワニまでスタンバイ。3時半まで川渡りを待っていたものの、川は渡らず。渡るポイント近くに、あまりにも多くのレンジャーカーが居たせいで、ヌー達が躊躇してしまったのかも、と。
未だもう少し待っていたかったのだが、今度はワーデン氏なる新しくマサイマラ国立保護区担当官に就任したお偉いさんが、指定された道をはずれて川渡りを待っているレンジャーカーを蹴散らし始めた。前日にも一台一台をどかせるなど、権力に物を言わしていたのだが、前日は車に女性を乗せていたので未だジェントルマン風にしていたが、この日は女性も同乗せず、ちょっとお酒が入っていたもようで、私が2度も禁止されている車外に降り立ったと全く根も葉もないウソのいちゃもんを付けて来て、追い払われてしまった。全くもう・・・

勿論、この日はレパードやヌーしか見なかったわけではない。ライオンのメイティングにも遭遇。その様子などは<13>で。