高速道路のM4沿いに、不思議なものがある。

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車が100キロほどのスピードで通過して行くすぐ横にそれはあるのだが、いつ見ても綺麗な布や花などで飾ってあり、アムシュランガとバリートとの間にそれが2つある。






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豪華にしてある方は、4年前は周囲を黄色い花で囲っていたが、3年前からは黄色い石となった。南アの太陽光は非常に強く、窓のカーテンなどもアッと言う間に焼けてしまうぐらいなのだが、この上に飾ってある布は日に焼けたり汚れているようなことがない。


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どんな物が上に乗っているのかと思いきや、布のほかに花や実で作った数珠風のれいのようなもの?草木?などなど・・・
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もうひとつの地味な方もこれほど豪華ではないものの、布が変えてある。

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これはいったい何なのか? 
イギリス系白人の南ア人 : 知らないが、黄色い花などから類推してインド系の人達のものではないか?
インド系イギリス人 : 全くわからないがインド風。
インドから駐在で来たインド人 : インド本国では見たことがない。(南ア系インド人に対して本国のインド人はプライドがあるのもあって) インド本国では、こんな簡素な物ではなく、ちゃんと祈る為の寺院がある、と(笑)

そしてインド系南ア人に聞いてみた。
もともとダーバンから北のこの辺りは、イギリスの植民地時代にサトウキビのプランテーションを行い、その労働力として同じく植民地だったインドから非常に多くのインド人を連れて来た。
この小さな山はもともと蟻塚で、蟻塚にはヘビが住み着くことが多く、開墾するサトウキビ畑にもヘビが居て、危険だった。そして、ヘビは破壊の神であるシヴァ神が首に巻いたり手にしたりして、共にいることから、ヘビに噛まれないようにと、ヘビを崇めるようになったとのこと。
ようやく、この不思議な小山の意味がわかりすっきりした。