画像の中には不快に思われる物もあるかと思いますので、ご注意下さい。


非常に事故が多いことは、その1で書いたが、勿論人身事故も非常に多い。

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渋滞していると思っていたら、先の方で倒れている人が!

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誰も倒れている彼の快方はしておらず、当時者と思われる男性が電話をかけていて、横では黒人女性が茫然としていた。倒れている男性の彼女か何かかなと。
そして、これまた非常に驚いたことに、我々の数台前に警察車両が居たのだが、停まることもせずに通過。トラフィックポリスではなく、メトロポリスだったからのよう。

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そして南アに来て驚いた光景としては、交通事故での死亡確認は搬送されて来た病院が行うのではなく、現場の警察や救急隊員が銀色のシートをかけていたらお亡くなりになったんだなぁと言うこと。

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大型バスと乗り合いタクシー(ミニバス)とが絡む事故。
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乗り合いタクシーは形も判別できないぐらいの損傷・・・
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右の方に線路があるのが辛うじてわかるだろうか。
高速道路からハンドル操作を誤ってとび出た車が横転して、線路の上に・・・ めったと列車は来ないので列車事故は免れたが、ドライバーの人は死亡とのこと。

クリスマスなどのホリデーシーズンや、イースターホリデーなどともなると、事故がますます増える。
2015年の数字だが、イースターホリデーの4日間で、南アでは287人が交通事故死しており、その主な原因は、スピードの出し過ぎ、酔っ払い運転など。特に、我々の居るクワズールナタール州と、リンポポ州に多い。

2016年の統計に基づいた2018年版の Global Status Report on Road Safety がWHOから報告された。
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人口10万人当たりの年間交通事故死者数は、ヨーロッパが9.3人なのに対し、アフリカは26.6人。世界平均でも17.4人。
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高中所得の国では交通が整備されているのに対し、低所得な国の交通事故での死亡者数が増加しており、高所得の国よりも3倍も多い。
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都市部での制限速度別

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酒気帯び

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シートベルトに関する法律

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子供への対策


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死亡者の大半は歩行者やバイクに乗っている人。
全世界で、年間135万人が交通事故で亡くなっており、それは24秒に一人が死亡していることを意味する。
2015年に報告された人数は、125万人だったので、2018年度報告では10万人も増えていることになっており、5~29歳までの子供や若者世代の死因のトップ。ただし、3年間で人口や車の台数が増加していることから、死亡率としては横ばい。


南アに関してもやはり、数字上でもいかに事故が多いかがわかる。
宿六が出勤途中に、路上で銀色のシートから女性の脚が出ているのを見たことがあり、出勤すると会社のお掃除をしてくれる女性達が泣いていた。どうしたんだ?と聞くと、その銀色のシートの彼女はお掃除などをしてくれるうちの一人で、宿六のコーヒーカップなどを綺麗にしてくれる宿六の知っている女性だった。銀色のシートをかぶせられた人達は、上記の数字のように歩行者も多く、車通りの激しい道を出勤する際に横断しようとして事故に遭ったようだった。
また、別の時には、荷台に大勢乗った (その様子は こちら) うちのひとりが高速道路で荷台から落ちてしまったようで、後続車に順次轢かれ、パーツになっている状態を宿六が見たと言っていた。。。