お天気も良かったので、新宿御苑に行ってみた。
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江戸時代に信濃高遠藩内藤家の下屋敷のあった敷地で、約58ヘクタール。
例年4月には内閣総理大臣主催の「桜を見る会」、11月上旬には環境大臣主催の「菊を観る会」が開催される。大正天皇・昭和天皇の大喪の礼が執り行われた場所でもある。

サルビア・レウカンサとヤツデも咲いていた。
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ツワブキ
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ダイサギが居た。人慣れしているのか、全然逃げない。
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「玉藻池」を中心とする回遊式日本庭園は、内藤家下屋敷の庭園「玉川園」の遺構であり、安永元年(1772年)に完成。
旧御涼亭は、皇太子(後の昭和天皇)の御成婚記念として1927年(昭和2年)に、台湾在住邦人の有志から贈られたもの。平面形状に卍型のモチーフが見られるなど、清朝中期以降の台湾で用いられた建築様式の特徴があり、同じく1927年に建てられた虎ノ門にある大倉集古館と並ぶ本格的中国風建築物。東京都選定歴史的建造物に指定されている。
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窓にも文字が。
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左は、昭和2年(1927年)創建時の軒唐草瓦で、国産特製の赤色の素焼き瓦は中国建築にならって赤い色彩となっている。中央は、同じく創建時の軒巴瓦で、「双喜」の文字には天子への賛美の意味があるとのこと。右は改修時の昭和58年(1983年)の軒唐草瓦。
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菊花壇展 をやっていた。
130年以上続く菊花壇展。1878年(明治11年)、皇室関係者向けの「菊花拝観」を宮内庁が主催して赤坂の仮皇居で開催され、1904年(明治37年)から新宿御苑でも菊の栽培が、そして1929年(昭和4年)から観菊会が行われた。
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菊花壇「大作り花壇」とは、1884年(明治17年)より作られており、1株の菊を数百輪集めて、半円形の形状に仕上げて咲かせた技法の名称。
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菊の種類など全く知らなかったのだが、比較してある所もあった。
伊勢菊は、伊勢地方で発達したもので、縮れた花びらが垂れ下がって咲く。
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丁子菊は、花の中心部が盛り上がって咲く菊でアネモネ咲きともよばれる。
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嵯峨菊は、京都の嵯峨地方で発達した菊で、細長い花びらがまっすぐ立ち上がっている。
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温室もある。大型温室は1958年(昭和33年)に完成し、当時としては東洋一の規模だった。2007年(平成19年)に建て替えのため閉館し、2012年(平成24年)リニューアルオープン。
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次は、是非とも桜の時期に行ってみたいなと。