ポーラ伝統文化振興財団設立40周年を記念した展覧会。

伝統芸能
能の起源は、シルクロードから中国を経て伝わった芸能の「散楽」が日本に渡り、日本古来より根付く要素を加味した申(猿)楽へと変わっていく途中に誕生した演劇の一種。大和の国(奈良県)に猿楽を専門とする4つの座がおこり、足利義満に認められ京都へ。貴族文化に影響を受け、歌や舞を取り入れ洗練され、室町幕府、織田信長、豊臣秀吉に好まれ、徳川幕府には国家指定芸能の式楽に指定された。
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京舞井上流
江戸中期に井上サト(1767~1854)が創流。井上流では井上八千代という芸名を家元の名として継承している。
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九谷赤絵
江戸時代に中国から伝来。
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加賀象嵌 
象嵌とは、金属・陶磁器・木材んどに模様を刻み込み、そこに金銀その他の材料をはめ込んで装飾を施す技法。江戸時代に前田家が京都方面から技術を導入。
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有福神楽
島根県石見地方に伝わる石見神楽。その代名詞が「大蛇(おろち)」
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岩崎鬼剣舞
岩手県北上・和賀地方に伝わる民族芸能。大宝年間(701~704年)に、修験道の祖である役小角(えんのおずの)が念仏を唱えながら踊ったことに始まる。
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実際にかぶれるようになっていたので、般若や小天狗の面をつけてみたが、実際に見える目の穴がとても小さな円に過ぎず、視界が非常に悪い💦
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パプアニューギニアでの各部族の色々な衣装やマスクなどでの民族舞踏を見たばかりなので、日本古来のこういった文化も相通じる部分があるようで、興味深かった。