熱海の 來宮神社 に行った後(その様子はこちら)、ちょうど見頃とのことで熱海梅園に行ってみた。
梅で有名な場所と思っていたのだが、モミジも多数あった。
明治初めに、医祖長与専斎氏が「健康の元をつくるには温泉と自然に親しむことが第一」と、熱海梅園を開くことを提唱。横浜の豪商である茂木惣兵衛氏らが応え、1886年に約2.5ヘクタールを開き、梅・松・桜・楓・杉・柿・柳など3000本を植えたのが始まり。平成19年に寄附によるリニューアルを経て、梅や紅葉が見やすくなり「日本一早咲きの梅」「日本一遅い紅葉」がある公園となったのだそう。
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5つ橋があるのだが、駐杖橋の界隈の紅葉がとても綺麗だった。
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雙眉橋界隈も負けてはいない。紅葉達は、太陽の向きで赤くもオレンジにも変わる。
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園内には、なるほど、もう咲き始めている「日本一早咲き」の梅、冬至梅が咲いていた。
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ボケの花も綺麗だった。
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三つ子樟なる大木も。梅園を開いた明治19年当時、直径40センチ程度だったが、大木になった為、梅への影響を考えて、根元から伐採されたが、切り株にひこばえを出して三本の樟となったのだそう。
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韓国庭園もある。2000年に行われた森喜朗総理と金大中大統領との会談後、両首脳がこの熱海梅園を訪れ、日韓友好の絆を記念して朝鮮時代の伝統様式と手法を取り入れた韓国庭園が造られたとのこと。
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朴敬元女史と言う方の碑も。1901年生まれの朴さんは、1925年に日本飛行学校へ入学。韓国初の女性飛行士として、1933年に羽田から故郷への訪問飛行を計画したが、気象変化により熱海市側の玄岳頂上付近の山腹に激突して墜落死してしまったのだそう。そんな昔に女性飛行士がおられたとは知らなかった。
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さすがは熱海、足湯が出来る場所も。
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園内を初川が流れているのだが、梅見の滝なるものもある。
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その滝の裏を通れるようにトンネルが出来ていて、滝ごしに景色を楽しめるようにもなっている!
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人間だけではなく、鳥さん達も紅葉を楽しんでいた。
シジュウカラ
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メジロ
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エナガ
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これだけ綺麗な紅葉を楽しめ、しかも驚いたことに梅の時期とは異なり入園無料。全く混んでおらず、無料で甘酒までふるまって下さった。
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