言わずと知れた銀座の甘味でダントツ人気の空也。10個1100円。
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包んである紙をはずすだけで、箱の中から最中の皮の香ばしい香りがしてくる。「焦し種」と言われるのだそう。この皮は、創業が江戸時代の茅場町の「種萬」さんが作っておられる。糯米で作った皮は、香りが高い上、ボロボロと崩れない。空也の初代が、贔屓にしていた九代目・市川団十郎の楽屋を訪ねた折、団十郎が長火鉢の引き出しから最中を取り出して炙って勧めてきて、それが美味なのに感じ入ったのが始まりとのこと。
一方、中の粒餡は、空也で職人さん達が作っておられ、一日240キロを使って最中にして7000~8000個分を製造されているが予約完売となる。

空也の初代は、もとは畳屋として江戸城に出入りしていたが、大政奉還で失職。瓢箪を叩きながら踊る踊り念仏の関東空也衆で親しくしていた日本橋の榮太樓總本鋪の主人から、職人を集めて和菓子屋になることを勧められ、1884年に上野の池之端で店を創業。従って屋号の由来は空也上人であり、空也最中の瓢箪型も踊り念仏で使う瓢箪に由来。太平洋戦争でお店は消失した為、昭和24年に銀座に移転。現在のご主人は4代目。

中央区銀座6-7-19
03-3571-3304

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