蛇崩川(じゃくずれがわ)と言うちょっとおどろおどろしい名前の川があり、その殆どが緑道化されているので、散策してみた。蛇崩川は、世田谷区弦巻五丁目の馬事公苑付近を源とし、目黒区を流れる二級河川で目黒川水系の支流。

昭和50年代から平成初期に暗渠化され、緑道として整備されている。全長約5キロで、中目黒から出発することに。蛇崩川の名の由来は、流れる形が赤土の地層を崩したように蛇行しているところから、大水で崖が崩れた際にそこから大蛇が出てきたから、などいくつかの説があるとのこと。
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以前に目黒川の起点をめざして、目黒川の緑道を散策したのだが、その時は1月だったので、今回はより多くの花々に出会えた。
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目黒区内の緑道には、車止めのポールの上に魚、ザリガニ、亀、蛙のオブジェが。 
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世田谷区下馬の駒繋(こまつなぎ)神社の入り口前には、かつて蛇崩川が流れていたので、この赤い橋はその名残りなのだそう。
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枇杷の実は少し黄色くなっていた。
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 環状七号線を越えて行くと、水道管の車止めなどが出現。
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と、いきなり細い溝に水が。その土管オブジェ?の下から沸いていたり、
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いくつもの土管から水が流れ出していたり。
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世田谷区立中央図書館の横の細い川には、大きな亀がいた。
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大山詣の像まであった。
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江戸時代中期に、関東一円の農村は雨乞いの為に雨降り山と言われる丹沢の大山に詣でる習慣があり、大山詣(おおやまもうで)と言われた。赤坂見附から青山、世田谷、二子、溝の口、長津田、伊勢原を経て大山までの道は、大山道と呼ばれていた。世田谷区内の大山道は、三軒茶屋、世田谷通り、ボロ一通り、弦巻、用賀、二子玉川とのこと。しかし、大山詣は次第に信仰は口実となり、帰り道に東海道に出て江ノ島や鎌倉で遊ぶ物見遊山の旅に変わっていったのだそう。
こんな碑も
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残念ながら、蛇崩川の源流地点はもはや建物が建っていてわからなかったが、程良い散歩道だった。