名和晃平氏の「Throne」2017。
2018年に、日仏合同プロジェクトである「ジャポニスム 2018」公式企画のひとつとして、ルーヴル美術館のピラミッド内で黄金に輝く玉座をイメージした作品の「Throne スローン」を展示。この作品も同じテーマで制作されたもの。
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日本古来の山車や神輿から着想し、金箔貼りの技術と最新の3D造形システムを融合した玉座に少年が座っている作品を造り、その玉座からさらに昇華、少年の姿は消えて空位の玉座となっているのだそう。正面中央部に設けられ、「新しい知性はまだ幼い状態」であることを示唆。少年像は本当に小さいので見過ごしてしまうぐらい。
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前面と背面の中央には鏡面状に輝く球体が一つずつ配され、この球体は「世界を見据える目」であり、正面は現在や未来を、背面は過去を見据えている、とのこと。
残念ながら背後は不透明になっていたので、背面の球体は見られず💦
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Throneシリーズは、今春開催された「気韻生動」展以来:

以前に見た名和晃平氏の作品は、こちら