オリンピックミュージアムにも行ったので、今度はパラリンピックのミュージアムがオープンしていたので行ってみた。オリンピックミュージアムの様子はこちら:パラリンピックのミュージアムも期間限定なのだが、わずか 8月27日~29日 の 2日半のみ(初日5時間、2日目・3日目各10時間)のオープンと言う超レアなミュージアム。そもそもコロナ禍で開催の是非が問われたオリンピックやパラリンピック。そのパラリンピックのミュージアムをやるべきではないのではとの意見もあり、このようにわずかな期間のオープンになったのだそう。
20年以上パラアスリートを追い続けてきた写真家・越智貴雄氏の写真を見ることが出来る。

20年以上パラアスリートを追い続けてきた写真家・越智貴雄氏の写真を見ることが出来る。

オリンピックとパラリンピックに出場した最初の卓球選手のポーランドのナタリア・パルティカ選手のラケット。今回の東京パラリンピックにも出場。
「やさしくないミュージアム」とは、「まっすぐ進めない展示」「重すぎる扉の先にある展示」「届かない展示」「高すぎる展示」「遠すぎる展示」の為。参加者はバスケット用・テニス用・ラグビー用・日常用の車椅子の4種類から乗りたい機種を選び、それに乗りながらミュージアムを回る。
せっかくなので、ラグビー用の車椅子に乗らせてもらうことに。
「まっすぐ進めない展示」 柱の間に描かれた線にそって車椅子を動かしていかなければならない。
フェンシングの体験と言うことで、壁に対して横向きに車椅子を向けて、剣に似せたゴム制のたわむ棒を持って展示のボードを押し開けて解説を読むしくみ。
「重すぎる扉の先にある展示」クッションのついた重たい扉を車椅子で押し開けて行くのだが、それが重たい。勢い良く扉にぶつかることで、車椅子ラグビーのタックルの疑似体験と。ひとつめの扉はオーストラリアのライリー・バット選手。
「届かない展示」 車椅子卓球でも、卓球台もネットの高さもボールもラケットもオリンピックと同じ。その為、車椅子に座った視線で見るボールの軌道はとても高くて追いつけないのが良くわかる。
「遠すぎる展示」所定の場所から的を見るイメージが作られている。実際はこれよりもずっと遠い距離のため、的は小さくなっているが、画像の真ん中あたりの小さな的が見えるだろうか。
アーチェリーは口や足などを使って矢を放つ選手も。
「高すぎる展示」 車椅子バスケットは、通常のコートサイズやゴールの高さ(3メートル5センチ)の為、車椅子から見上げるゴールはますます高い。
3ポイントシュートの位置(6メートル75センチ)から見たゴールも、高くて遠い。
車椅子の男子100メートルレースのトップスピードでは、一秒間に7メートル以上進むとのこと。この床に貼ってあるテープの距離を1秒で移動する。
走り幅跳びでのパラリンピック世界記録は8メートル62センチ。オリンピックミュージアムで見た8メートル90センチと殆ど変わらない遠さ・・・
車椅子マラソン用の車椅子に乗ってこがせてもらえる。
車椅子マラソンの世界記録では、約1時間20分もの間じゅう、時速30キロ以上のスピードを持続させて走行している。というわけで、30秒間一生懸命に手で車輪を回させてもらったのだが、私の最大時速は11.4キロ、宿六は14.5キロだった・・・ 実際の選手達は正座して乗るところを、我々は脚を下におろしていたのだが、それでも30秒がとても長く感じられるぐらいに大変💦
水泳の木村敬一選手のクリアフォルダーをいただけた。
貴重な体験をさせてもらった。コロナの予防対策も万全に人数制限もしてきっちり開催されており、大勢のスタッフさんが丁寧に説明して下さったので、わずか2日半のオープンと言うのは非常に勿体ないなと。
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