賛否あるだろうが、パラリンピックマラソンは東京の公道を使うこともあり、密にならないようにと、住宅地があまりない24キロ地点ぐらいの場所を選んで観戦してみることにした。全く知らなかったのだが、マラソンと言っても、色々なカテゴリーの選手達が同日に走る。
男子車椅子、女子車椅子、男子視覚障害、女子視覚障害、男子切断・運動機能、の5カテゴリーとなる。(お名前の前の数字は着順)

男子車椅子
スイス マルセル・フグ選手 左側の車輪のグリップのゴムがはがれそうになるトラブルのまま、見事に金メダル獲得は、4つ目の金メダル。
中国 章勇選手
DSC_8780
左から:
アメリカ ダニエル・ローマンチャク選手
カナダ ブレント・ラカトシュ選手
イギリス デビッド・ウイアー選手
アメリカ アーロン・パイク選手(お顔が見えないが💦)
DSC_8809

鈴木朋樹選手
DSC_8827

左から中国 楊少橋選手、中国 代雲強選手。お顔が似ているが、正反対な表情。
DSC_8839

車椅子女子
アメリカ スザンナ・スキャローニ選手 23キロ地点辺りでは、ダントツで一人旅状態だったのだが、38キロ辺りで抜かれて6位に。
DSC_8962

23キロ地点での2位集団の左から
オーストラリア マジソン・デ・ロザリオ選手 実は他の選手よりもより重度なT53の選手だった!
アメリカ タチアナ・マクファーレン選手 金メダル候補だと思っていたのだが。
青い上着 喜納翼選手 
土田和歌子選手 トライアスロンまで出ておられた。
スイス マヌエラ・シェア選手 
オランダ ニキータ・デンブール選手
DSC_8989

折り返して来た25キロ過ぎの所では、オーストラリアのロザリオ選手の後ろにスイスのシェア選手が付いていた。
DSC_9066

視覚障害男子&切断・運動機能男子 同時間帯に出発するので障害の異なる人達が一緒に走る。
視覚障害男子のモロッコ アル アミン・シェントゥフ選手 すごく走るフォームが綺麗。5000メートルの世界記録保持者。雨なのにパラリンピック記録を大幅に上回っての金メダル。
1 2

23キロ地点辺りでは、視覚障害男子と切断・運動機能障害の男子がひとつの集団に。前列左から:
切断・運動機能の中国 李朝燕選手 幼い頃に感電をして左手を失ったと。パラリンピックレコードで金メダル。
視覚障害男子のオーストラリア ジャリド・クリフォード選手はガイドランナーと。
後列左から: 視覚障害男子のチュニジア ワジュディ・ブヒリ選手 
視覚障害男子のチュニジア ハテム・ナスララ選手 
切断・運動機能障害の永田務選手 職場の事故で右手に障害を受けたとのこと。
視覚障害男子のモロッコ ヒシャム・ハニン選手 
切断・運動機能障害のオーストラリア マイケル・ロエガー選手
DSC_9171

視覚障害男子の堀越信司選手
DSC_9191

視覚障害男子の熊谷豊選手
DSC_9205

切断・運動機能障害のブラジル ピレス・ダ・シウバ選手 この時点ではこんなに後方なのに見事銀メダル。
DSC_9217

切断・運動機能障害のロシア アレクサンドル・ヤレムチュク選手、視覚障害男子のロシア デニス・ガブリロフ選手、切断・運動機能障害の中国 趙国存選手
1 2 2

視覚障害男子の和田伸也選手  1500メートルで銀メダル、5000メートルで銅メダルを取られた。T12のクラスまでのカテゴリーのマラソン13人出場中2人しかいない、より重度のT11の障害を持っておられるとのこと。ガイドランナーの方がちょうどカーブで声掛けをされていたのを聞くことが出来た。
DSC_9246


折り返して来ると、視覚障害男子の堀越信司選手が、モロッコのヒシャム・ハニン選手に追いつき、抜くところで、何度も横を確認してぶつからないように抜いておられた。
DSC_9335


視覚障害女子 
視覚障害男子や切断・運動機能障害の男子と同時にスタートしていたが、やはり時間が経って女子がやって来た。
23キロ辺りで一番にやって来たのは、ロシア エレナ・バウトワ選手。
DSC_9415

すぐに道下美里選手がやって来た。ガイドランナーの方が道下選手の方を向いて注意をはらっておられるのが良くわかった。
DSC_9419


その後にブラジル エジネウザ・デ ジェズスサントス選手、南アフリカ ローザンヌ・コッツェー選手。
1 2

視覚障害女子の選手達が行った後、あっという間にお掃除隊がやって来て、路面に記された緑の線を消していく・・・
DSC_9464

折り返して25キロを超えてやって来た時は、道下選手がロシアのバウトワ選手を抜いていた!
DSC_9468

西島美保子選手はなんとなんと66歳とのこと。リオでは途中棄権だったが、今回は見事完走された。
DSC_9515


藤井由美子選手も、今月には57歳になられる。この25キロを過ぎた時点では西島選手の後方を走っておられたが、見事に5位に。
DSC_9526