「蜷川実花展 ー虚構と現実の間にー」を見に。


蜷川実花氏の展覧会は、原美術館での個展以来となる。その時の様子は:
熊本市現代美術館を皮切りに、2018年より全国10会場を巡回してきた「蜷川実花展 -虚構と現実の間に-」の集大成となる東京展。展示作品を半数ほど入れ替え、書斎を再現した没入型のインスタレーションや映像作品も加わっているのだそう。
Blooming Emotions
上記の2015年に見た目黒川の桜の風景を想起させられる。
Imaginary Garden
造花やカラーリングフラワー(インクの色水を花に吸わせて作る色彩の花)など、自然な組み合わせでは生まれない合わせで飾られた花をとらえた作品が展示されているが、展示された造花は全て墓地で撮影されたもの。四方の壁や床が、蜷川実花氏の色に染まっている。
I am me
宮沢りえ、土屋太鳳、前田敦子、森七菜、草間彌生、玉城ティナ、沢尻エリカ、土屋アンナ、富永愛・・・と有名女性ばかりのポートレートが29枚も並ぶ。(写真撮影不可)
Self-Image
蜷川実花氏が撮った自身のポートレート。上述の展覧会の作品と結構かぶっているかなと。(写真撮影不可)
GO Journal
フリーペーパーの企画によるパラリンピアン達のポートレート。写真撮影不可の為、画像はネットより。
陸上競技の山本篤選手
柔道の藤本聰選手と、水泳の山田拓郎選手


トライアスロンの泰由加子選手、陸上競技の重本沙絵選手


水泳の一ノ瀬メイ選手
今回のパラリンピックですっかりファンになってしまった、車椅子バスケットの鳥海連志選手。日本戦のチケットを持っていたのだが💦


TOKYO
ポラロイドとスライドショーによる。小さい作品が並ぶ為、とても混み合っていて・・・
うつくしい日々
蜷川実花氏の父である蜷川幸雄氏が2016年に逝去されるまでの日々を、美花氏の文章と共に。
光の庭
Chaos Room
これまでの写真や映像作品を再構成し、さらに書斎を再現したコーナーなども。
それほど広いわけではない美術館だが、どっぷり蜷川実花ワールドだった。
場所:上野の森美術館
会期:9月16日~11月14日’21
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