名和晃平氏の「TORNSCAPE」展。

「Tornscape」(2019年〜)
一面に広がる仮想ランドスケープの上を、異なる特性を持つ流体が蠢き合い反応変化し続ける映像インスタレーション。独自のアルゴリズムによるもので、一度たりとも同じ映像は現れず、音源だけは12分ごとにループしているとのこと。
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床にも映り込んで、なかなか綺麗。
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本当は、正面と両脇の3面に映し出されるのだが、プロジェクターの不具合で2面に映されていたのだが、途中からは正面のみに💦
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Dune シリーズ:2020年〜
油絵具と粒度の違う絵具や水などを混合し、固有の粘度を持つメディウムを支持体を傾けて広げることで作られている。
「Dune #47」
1 Dune#47

「Dune #46」
2 Dune#46
2-1

「Dune #54」
4 Dune#54

「Dune #55」
5 Dune#55

Black Field シリーズ 2020年〜
濡れた黒い土のようにも見えるが、油絵具と油を混合した素材でつくられたペインティングシリーズ。パネルに積層したメディウムの皮膜が徐々にひび割れ、液体がその裂け目から吹き出している。形状の変化は何週間も続き、画面全体に地表のように収縮と裂開のテクスチャが刻まれているのだそう。
「Black Field #7」
3 Black Field #7

「Black Field #55」この作品も実際は真っ黒なのだが、反対側で上映されている「Tornscape」の光がガラス面に反射して、色の三原色の作用なのか、撮ると緑や赤っぽい紫色に。
6 Black Field #6

名和晃平氏の作品は、あちこちで色々と拝見している。その様子は:

会場となる SCAI は、もとお風呂屋さん。外観はもとより、靴箱などがそのまま設置されているのが面白い。
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会場:SCAI THE BATHHOUSE
会期:11月2日~12月18日


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