平三(へいさん)エリアは、旧平三小学校が会場となっている。

開発好明「市原100人教頭学校 キョンキョン」
誰もが先生であり、誰もが生徒であるとし、あらゆる講座を実施する取り組み。開講している時間にはあいにく行けず💦
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栗真由美「ビルズクラウド」
かつて実際にあった一軒一軒の家の古い写真から写し取った百数十軒のミニチュアハウス。
展示会場の教室に至る前の階段の踊り場にも。
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ミカーラ・ダウアー Mikala Dwyer(オーストラリア)「願いの井戸」
特殊な樹脂シートを熱加工して、空気や光や空間を内包する彫刻作品である「空っぽの彫刻」シリーズ。
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コインがくっついている物も。
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キム・テボン Kim Taebeon (韓国・日本)「ドリームキャッチャー」
来場者自身が、銃などを手にし、ドリームハンターとなって冒険に出る体験が出来るインスタレーション。キム氏本人がおられた。木で作ってあるそうだが、なかなか本格的。
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秋廣誠「時間鉄道」
ゆるやかな傾斜のレールを、2ヶ月かけて車輪が非常にゆっくり徐々に降下する作品。全く動いていないみたい。
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曽我英子「ご近所さんの食事」
アイヌの伝統料理の映像インスタレーション。
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マリア・ネポムセノ  Maria Nepomuceno (ブラジル)「知るは海」
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長谷川仁「混色」
何色もの紙が置いてあるので、来場者は好きな紙を細かくちぎって、この透明の筒の下に持っていくと勢い良く吸い込まれ、天井裏を通って、カラフルな紙片の山が出来るしくみ。子供達がたくさんの紙を一気に入れて、装置を詰まらせてしまったこともあるのだとか😂
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大野修平「Bugs dress / Pollinator」
虫取り網を分解してネットの部分でドレスを作り、その中に市原で採集された昆虫を放って、昆虫柄のドレスに見えるようにと。大野氏ご本人がおられて解説して下さった。捕まえて来た虫達に、絵を見せたり音楽を聴かせたりしていたのだそう。しかし、非常に残念なことに、この時期では昆虫達はおらず💦 以前に市原で昆虫採集をされていた様子などの画像が流され、かつて虫達が居た虫籠なども展示されていたが、コロナで開催時期が春のままであれば又違った作品に見えただろうなと。
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ラヴァル・モンロー Lavar Munroe (バハマ)「サンクチュアリ」
会場内に入ると、センサーが作動して、犬達が鳴き始める。ガイフォークスの人形とのこと。(ガイフォークスの事は wikipedia をご参照ください。)
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冨安由真 「Jacob's Ladder (Dream For Ascension) / ヤコブの梯子(終わらない夢)」
校舎の階段と屋上へと至る梯子を使った「上昇」がキーワード。校舎内の階段にも、梯子の絵が掛かっている。
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冨安由真「The TOWER (Descension To The Emerald City) / 塔(エメラルド・シティに落ちる)」
上記の「上昇」のテーマと逆の「下降」をテーマとしている。この旧平三学校の配膳室のエレベーターを使って、冨安氏が幼少期に見た落下する夢を、「オズの魔法使い」に登場するエメラルドシティになぞらえている。
「屋上への踊り場に淡い光があり、ヤコブの梯子と外階段と配膳室のエレベーターが外と内で呼応し合っており、建築の内部と外壁、上昇と下降、鏡に映った世界、天と地、物理的概念を通して美術化した滅多に見られない体験」と総合ディレクターの北川フラム氏に言わしめた作品。
校舎の一階
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外階段から入った2階
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3階
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足元では、エレベーターが降下していく映像が流れているので、じっと見ていると、自分が落ちているような気になる。
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里見エリアと月崎・田淵エリアは追って。