東京都庭園美術館は、開催中のキスリング展(その様子は こちら)以外にも、建物や庭が素晴らしい。

朝香宮鳩彦(あさかのみややすひこ)王と允子(のぶこ)妃が住んでいた豪邸。敷地は1万坪。昭和8年完成。贅の限りを尽くした建物は、当時とほぼ同じまま。
1910~30年代にパリを中心として栄えた装飾様式のアール・デコ様式で建てられており、左右対称など幾何学的なデザインが特徴。朝香宮がパリに留学していた為。
唐獅子は、朝香宮自身が買い求めたもので、建物の設計者はここに置くことを反対したとか。
玄関のルネ・ラリックのガラスは、型の中に流し込む製法で、この家の為に造られた。足元のモザイクは、着色したタイルなどではなく、天然の色の大理石がそのまま使われ、5種類以上の石が使われている。
玄関のルネ・ラリックのガラスは、型の中に流し込む製法で、この家の為に造られた。足元のモザイクは、着色したタイルなどではなく、天然の色の大理石がそのまま使われ、5種類以上の石が使われている。
しかし戦後GHQが、それまで無税だった14の皇族にも課税をすることと決定。全財産の79%が財産税となり、維持できなくなる。当時の首相であり外務大臣であった吉田茂がここを気に入り、昭和22~29年吉田外相・首相公邸として使用された。その為、GHQが改装することが出来ず、維持されることとなった。正面玄関に至るアプローチが見える書斎は吉田茂のお気に入りだった。
小食堂
姫宮寝室・姫宮居間

浴室
以前来た時は工事をしていてここまで入れなかった茶室など。
西洋風の庭園側にはオブジェなども。オシップ・ザッキン「住まい」
芝生のエリアでは皆おもいおもいにくつろげるようになっている。
以前に来た時のマスク展の様子は こちら
小食堂
姫宮寝室・姫宮居間


以前来た時は工事をしていてここまで入れなかった茶室など。

西洋風の庭園側にはオブジェなども。オシップ・ザッキン「住まい」
また、カルミアと言う花が可愛くまるで金平糖のような蕾を膨らませていた。
芝生のエリアでは皆おもいおもいにくつろげるようになっている。

以前に来た時のマスク展の様子は こちら
コメント
コメント一覧 (2)
浴室がいつの頃の 作りなのか木になる私
宮様の時代の
な~が nagacumatz
が
しました