昨年9月末までの会期の予定が、1月まで延長された「アナザーエナジー展:挑戦しつづける力―世界の女性アーティスト16人」に。
71歳から105歳までと活動歴は50年以上の女性達ばかり。出身地はレバノン、イギリス、エジプト、スイス、ベルギー、ブラジル、コロンビア、米国、キューバ、韓国、インドネシア、インド、ニュージーランド、日本、と世界14ヶ国から。

フィリダ・バーロウ Phyllida Barlow (1944年生まれ イギリス)「アンダ-カバー 2」2020
高さの異なる28本の脚によって支えられている。5人の子どもを育てながらイギリスの大学で教え、定年退職してから作家活動をされたとは驚かされる。
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アンナ・ベラ・ガイゲル Anna Bella Geiger (1933年生まれ ブラジル)
「まな板のうえの肉ー内臓位相」1964年に始まった「内臓位相」シリーズ。
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「月1」1974
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「ヨーロッパの動植物と人間が描かれた絵巻物」2005 立体的な作品。
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「波と子午線のある場所」2004 葛飾北斎はやはりグローバル!
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ロビン・ホワイト Robin White (1946年生まれ ニュージーランド)
ロビン・ホワイト&ルハ・フィフィタ「大通り沿いで目にしたもの」2015~16 ンガドゥと言うトンガの伝統的な樹皮布(タバ)で作られている。タイトルの「大通り」はイスラエルのハイファにある通りを意味し、中心の白い二重線はトンガ王国の王宮から王家の墓まで続く小道に着想しているのだそう。
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ロビン・ホワイト&飯村惠以子「夏草」2001
第二次世界大戦中に、ニュージーランド北島のフェザーストン日本人捕虜収容所で起きたフェザーストン事件の犠牲者に哀悼の意を表す作品。タイトルの夏草は、慰霊碑にある松尾芭蕉の「夏草や兵どもが夢の跡」から。書かれている日本語は、捕虜となり戦後牧師となった日本人の著書にある聖書の引用。
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スザンヌ・レイシー Suzanne Lacy (1945年生まれ 米国)「玄関と通りのあいだ」
2013年10月に365人の活動家がNYのブルックリンの住宅街に集まって行われたパフォーマンス。黄色いストールの参加者が60のグループに分かれ、玄関と通りの間の階段に座り、人種・民族的アイデンティティ・階級・フェミニズムなどの問題について話し合い、約2500人の聴衆が通りを歩きながら会話を聞いていたのだそう。
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エテル・アドナン Etel Adnan (1925年生まれ レバノン)
「無題(木々)」2012 サンフランシスコ・アジア美術館で見た日本の折本などがきっかけで、1960年代から制作されている。
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リリ・ジュディリー Lili Dujourie (1941年生まれ ベルギー)
「無題(均衡)」1967 2本の鉄の棒が直立した鋼板に両側から寄りかかっているが、溶接されておらず、支え合うことでバランスを取っている。
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「手の記憶」2007
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キム・スンギ Kim Soun-Gui (1946年生まれ 韓国)
「森林詩」2021 この展覧会の為に制作された。
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「月」2003~2005 ピンホールカメラで撮った月の写真シリーズ。
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アンナ・ボギギアン Anna Boghiguian (1946年生まれ エジプト)
「シルクロード」2021 日本で初めて作品を発表するにあたり、日本の絹産業の歴史をもとに、物語を描いている。
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宮本和子 (1942年 東京生まれ)
「黒い芥子」1979 壁2面に弧状に並んだ釘と、床の上に2つに分割された円に沿って並んだ釘の間に黒い糸が張られている。1900本以上の釘が使われている。日本人であることはミニマリストであること、とのこと。
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見る角度によって全く違って見えるのも面白い。
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「無題」黒と白の糸を使って作られている。釘は300本以上使われている。
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カルメン・ヘレラ Carmen Herrera (1915年生まれ キューバ)
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<2>に続く。

会場:森美術館
会期:4月22日’21~1月16日’22(会期延長)