佐藤慧氏の個展「Providence」

なるほど、黒い部分はまるで液体か鏡のようで、グレーの部分はコンクリートのようにも見えるように描かれていて、思わず手触りを確かめたくなってしまう。
会場:児玉画廊
会期:1月22日~2月26日’22

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制作工程は、最初に全体の構図を決定し、黒い面に当たる部分は窪んだ溝となるようにしてパネルを形づくる。白い色面となる箇所には、まず寒冷紗を張り込んでからジェッソを塗り、その上に墨や岩絵具、胡粉といった日本画材を振り撒いて、さらに再びジェッソをそこに薄く重ねる。そのようにして再度白くなった色面に電動ヤスリを掛けて表面を削り、下にある墨や岩絵具、胡粉の層を部分的に露出させることで絵画表面に見える不定形な模様が現れる。それに対して黒い面は、パネルにつくられた凹んだ面に、黒く染めたレジンという樹脂を流し込んで固めることで出来る、とのこと。
なるほど、黒い部分はまるで液体か鏡のようで、グレーの部分はコンクリートのようにも見えるように描かれていて、思わず手触りを確かめたくなってしまう。
会場:児玉画廊
会期:1月22日~2月26日’22

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