台湾のパイナップルケーキ屋さんが、隈研吾氏に設計を依頼され、パイナップルのイメージで森を作ってみたいと考えられたのだとか。2013年完成。日本の木造建築にある「地獄組み」と言うジョイントシステムでの工法で、柱は使っておられずに3階までの建物が建っている。ひとつの部材の断面寸法は 6センチ × 6センチまでの細さでも可能なのだとか!
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二階へと続く階段に壁などはなく、全てこの地獄組み。
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右側のグレーの壁はコンクリート造で、コンクリートの壁から梁をはね出させ、一方他の面は木組みを立ち上げ、梁を木組みの上に載せて構造をもたせている。組み方は地獄組と言われる組み方で、通常の2~3倍の強度が得られる。それをさらに菱形に組むことで、上からの荷重にも耐えうる強度にしているのだそう。
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3階は、テーブルやお手洗いがある。
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お手洗いのドアは格子の向こうにあり、木の扉となっている。
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お手洗い側から見ると、格子に次ぐ格子となっている。
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お茶やパイナップルケーキがいただける2階のテーブルの脚も面白い。​
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外から見ても面白い。横の角度から見ると、地獄組みの間に金属が渡してあるのがわかる。
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外から見ても軽やかなのは、足元が非常に軽く出来ていることなんだなと。これで3階の建物を支えているとは、何度見ても驚かされる。
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この建物の6センチ角の構造などの詳細は、昨年の隈研吾展で見た:


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