白金にある松岡美術館の松岡コレクション「めぐりあうものたち」展へ。
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実業家の松岡清次郎氏(1894~1989年)が、海外のオークション会場に自ら足を運んで競り落とし収集されたコレクション約1800点を展示する松岡美術館が 1月から再開。松岡氏は、1960年代から海外に行き、美術館の創設を目的に美術品を集め始めたそうで、81歳の1975年に新橋で松岡美術館を開館。94歳になられてもNYまで行かれ、この白金にあった私邸を美術館に建替えられたそう。
入口ホールの中央にあるのは、エミール=アントワーヌ・ブールデル「ペネロープ」1912 ホメロスの叙事詩「オデッセイア」の主人公オデッセウスの妻ペネロープの像。頭部はブールデルの当時の妻ステファニー、ポーズは教え子で後の妻となるクレオパトルをモデルに制作。
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「アルテミス」1~2世紀頃 20年ぶりに一般公開されたもの。片足にしか軸が入っておらず両足に軸をつけ、常設にしたのだとか
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「ミネルヴァ」ヘレニズム後期(紀元前100年頃)
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「ゼウス」ローマ期 2世紀頃 この像は17世紀のフランス宰相リシュリューが収集したが、フランス革命時に暴徒に破壊され、1860年に修復されたもの。
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古代オリエント美術
饕餮文 鼎(とうてつもん てい)商時代晩期 紀元前13~11世紀初 底に火に掛けた跡が残っており、肉を煮込み、神前に供えた。
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饕餮文 尊 商時代晩期 紀元前13~11世紀初 お酒を入れる容器。
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史頌 匜(ししょう い)西周時代晩期 紀元前9~8世紀 祭祀の時に水を注いで手を洗った。
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者減 鐘(しゃかん しょう)春秋時代晩期 紀元前6世紀末 吊して下の部分を叩く打楽器。
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彩色木棺 末期王朝時代 第30王朝プトレマイオス朝時代初期(前4世紀頃)
中部エジプトの神官パシェリエンイルアァの棺。
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セクメト神像 新王国時代 第18王朝(紀元前1550~紀元前1295年頃)
セクメトは、雌ライオンの頭を持つ人物の姿で表される戦闘の女神。
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エネヘイ像 新王国時代 第19王朝(紀元前1279~紀元前1213年頃)
米国ボルチモアのウォルターズ美術館所蔵の作品と対。
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馬頭部 ヘレニズム期(紀元前3世紀頃)東部トルコ
神殿か宮殿の破風装飾として、初めから胴体部分はなかったと考えられている。
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中国仏教彫刻
如来立像 南北朝時代 6世紀
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観音菩薩立像 隋時代 581~618年
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如来頭部(2つとも)唐時代 8世紀
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ガンダーラ彫刻
ガンダーラでは、菩薩像は特に弥勒菩薩と観音菩薩が多く造られた。菩薩は釈迦が悟りを開く前の修業時代の姿の為、仏陀とは異なり、装身具や腰に布をまとい、肩から腕に掛けて天衣をつけている。そのため、仏陀なのか菩薩なのか見分けやすい。
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菩薩半跏思惟像 3世紀頃
京都の広隆寺の弥勒菩薩半跏像や、奈良の中宮寺の菩薩半跏像にある菩薩半跏像の源流と考えられている。
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菩薩坐像 ガンダーラ 3~4世紀頃
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破風仏伝図 3~4世紀
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菩薩立像 ガンダーラ 3世紀頃
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仏陀坐像 ガンダーラ 3~4世紀頃
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菩薩立像 ガンダーラ 3世紀頃
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仏陀立像 ガンダーラ 3世紀頃
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仏陀坐像 ガンダーラ 3~4世紀頃
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ヒンドゥー教彫刻
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ヴィシュヌとラクシュミー 12世紀頃
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アイヤナール 14世紀頃
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踊る少年クリシュナ 14~15世紀
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シヴァとパールヴァティー 9~10世紀
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シヴァとパールヴァティー 11~12世紀
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クメール彫刻
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仏像の前には中庭が広がっている。
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玄関ホールにはジャコメッティなどの作品や、ヘンリー・ムーアばかりの部屋などもあったが、あいにく撮影禁止。階段をあがって2階の企画展へ。企画展の様子は<2>で。

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