ベルナール・ビュフェ美術館「線の画家」展
クレマチスの丘のヴァンジ彫刻庭園美術館よりも前、一番最初に開館した美術館。ベルナール・ビュフェ氏(1928~1999)の 2000点以上のコレクションは世界一。
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創設者の岡野喜一郎氏(1917~1995)が二十代で戦争より復員し、ビュフェの作品に感銘を受けたのだそう。
「Le Papillon」1975
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「Le Scarabee」1975
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展示の拘りとして、アクリル板などの覆いがなく、柵などもない為、とても近い場所からじっくり見ることが可能。(館内は撮影不可の為、画像はHPなどから)
中世の宗教画に憧れていたビュフェによる、「キリストの受難」シリーズ。3点の為だけに建てられた三角の建物。吹き抜けの空間は大聖堂をイメージして造られた。
戦争を経験しているビュフェは、ドイツが侵攻していたパリで、ドイツに協力したフランス人に対してリンチが行われるなど、悲惨な状況が広がっていた時代を経験している。そういう状況をキリストの受難と言うテーマに託して現代の問題として描いた作品。
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左:「キリストの受難:苔刑(もけい)」1951
約5メートルにも及ぶ。中心にキリストが刑を受けている姿が描かれているが、周りとキリストとが同じ顔をしている。いつ立場が変わるかわからないと。
右:「キリストの受難:復活」1951
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「ダンテ 地獄篇:死の河を渡る」1976
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会場:ベルナール・ビュフェ美術館
会期:3月12日~9月27日(前期)

堀内誠一「絵の世界」展
企画展として、堀内誠一氏の絵本展を開催していた。絵本のみならず、多くのロゴのデザインをされていた。
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会場:ベルナール・ビュフェ美術館別館
会期:3月19日~7月25日’22

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