大地の芸術祭の中里エリア。

N079 マ・ヤンソン / MADアーキテクツ(中国)「Tunnel of Light」 この芸術祭の顔とも言える清津峡渓谷トンネルは、2018年この作品で一躍有名になり、芸術祭会期とは関係なく観光バスのルートにも入るぐらいの人気ぶり。今年は、第二見晴所の壁面と床を改修されたのだそう。
全長750メートルの清津峡渓谷トンネルを潜水艦に見立ててトンネル内全体をリニューアルし、終点のパノラマステーションでは、水面に反転する水鏡が楽しめる。水鏡部分は沢の水が使われていて、チャプチャプ歩いて行く。
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柱状節理がとても綺麗。
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第三見晴所「しずく」 湾曲した壁の鏡が配置されている。
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第二見晴所「見えない泡」 この中央の建物は、なんとなんとトイレ!
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トンネルの通路は、5つの異なる色でライトアップされている。
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清津峡は、富山県の黒部峡谷と三重県の大杉谷と共に、日本三大峡谷のひとつで、上信越高原国立公園内にある。峡谷は12キロに及ぶ。
かつては海の底にあり、ホホジロザメの仲間であるカルカロドンなるムカシオオホオジロザメの歯の化石が見つかっている。今見られる柱状節理は、約260万年前頃から隆起し浸食により沈下して谷となったもの。清津川は、新潟・群馬県境の白砂山を水源としている。かつては、清津川沿いに険しい登山道があったが、昭和63年(1988年)に発生した落石死亡事故により、通行止めに。そこで歩道トンネル750メートルが平成8年(1996年)に建設された。カモシカやツキノワグマなどもいるが、夏にはトンネル内が涼しいのでアオダイショウが現れることもあるとか!
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N072 磯辺行久記念 越後妻有清津倉庫美術館 SoKo 旧清津峡小学校の体育館を展示しながら保管するというコンセプト。
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N082 磯部行久の世界ー記号から環境へ
「海流資源図・ダイマキシオン・マップ」
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1950年代から現代までの作品を紹介している常設展。初期には版画や油彩、50年代後半には大理石の粉を混ぜたメディウムを使ったレリーフを制作するなど、60年代初期に「ワッペンシリーズ」が生まれる。65年にNYを拠点とし、エコロジームーブメントに関心を寄せ、90年代からは環境情報を視覚化した作品を制作。96年にこの大地の芸術祭のディレクターである北川フラム氏から越後妻有の特性を明らかにするための調査依頼を受け、「大地の芸術祭」のプロジェクト構想が生まれた。
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N071 青木野枝「田の玉 白羽毛」
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N017 白羽毛集落のこどもたち+青木野枝「LIKE SWIMMING」この集落の子供達と一緒に鉄を切り溶接して作った作品とのこと。
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以前に見た青木野枝氏の作品は多数ある。その様子は こちら

N012 クリス・マシューズ Chris Matthews(イギリス)「中里かかしの庭」 カラフルなかかしが18体あるとのことだが、草などに隠れている部分も多く・・・
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N028 内海昭子「たくさんの失われた窓のために」 こちらも人気の作品。
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N058 槻橋修+ティーハウス建築設計事務所 設計 清津川プレスセンター「きよっつ」
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N019 カサグランデ&リンターラ建築事務所 Architect Office Casagrande & Rintala(フィンランド) 廃棄物が不法投棄されていた場所だったが、コールテン鋼の壁、ブランコ、東屋、ベンチのある公園になった。
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N001 ジャウマ・プレンサ Jaume Plensa (スペイン)「鳥たちの家」 高さ19メートルもある。
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今まで見たプレンサ氏の作品は:

N002 ジャン=フランソワ・ブラン Jean=Francois Brun(フランス)「ブルーミング・スパイラル」16個の花壇からなる。
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N003 CLIP「河岸の燈籠」 建築家ユニット CLIP による屋外トイレ。夜になると燈籠のような灯りがつくのだそう。
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N004 坂口寛敏「暖かいイメージのためにー信濃川」 星の広場とのこと。
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 N046 内海昭子「遠くと出会う場所」 かつてダム建設時に亡くなられた方々の慰霊碑がある一帯を整備し、空へと続くはしごと、それに続く花壇を作った。
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N006 オル・オギュイベ Olu Oguibe(ナイジェリア)「いちばん長い川」 18本の電柱には、 信濃川流域に住む高校生の詩が刻まれている。
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N005 ホン・スン・ド 洪性都(韓国)「妻有で育つ木」
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