大地の芸術祭の松代エリア。
松代城山(まつだいじょうやま)の頂上に、一帯が見渡せるように松代城があり、3組の作品がある。お城の外観とは全く連想がつかないような三者三様の空間が広がる。

D377 エステル・ストッカー Esther Stocker(イタリア)「憧れの眺望」 中心を疑うべきとし、規則性のあるグリッドの中央に不規則性の彫刻が浮いている。
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D378 豊福亮「楽聚第」 2階に位置するが、狭い茶室のにじり口を入るようなイメージ。
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銀箔を施した中に、金箔を施した金の茶室。
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茶室内部には色々な植物や食べ物や生き物が描かれている。
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D379 鞍掛純一+日本大学芸術学部彫刻コース有志「脱皮する時」 黒く塗られた壁や天井の映り込みが非常に綺麗で、丸窓からは眺望が楽しめる。
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同じく松代にある「脱皮する家」と同様に、床や金箔が貼られた礼盤は、のみで一面に彫られている。
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標高384メートルからの眺め。車などでは上がれないので、登りは暑かった💦
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お城界隈にも多数の作品が点在している。
D068 トビアス・レーベルガー Tobias Rehberger(ドイツ)「フィフテ(唐檜)」森の図書館。実際に本が入っていて扉も開いていたので、雨降りの時は大丈夫?と心配になってしまった。
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D066 チャン・ユンホ 張永和+非常建築(中国)「米の家」  
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D067 柳澤紀子「融(とおる)」楕円形部分には、白い御影石に15万個のピースを埋め込んである。
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D016 メナシェ・カディシュマン Menashe Kadishman(イスラエル)「木」 銅板から一本の木の形がくりぬかれている。終わりかけとは言え、菖蒲が綺麗だった。
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D070 ペリフェリック Peripheriques(フランス)「まつだいスモールタワー」4階建てで登ることが出来る。
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D312 イリヤ&エミリア・カバコフ Ilya & Emilia Kabakov(旧ソビエト連邦 / アメリカ)「卵」の形をした人間の頭、ライオンの仮面をつけた「少年」、「光の箱を背負う男」、「壁を登ろうとしている男。あるいは永遠の亡命」、「終末、疲れた男」が順番に並んでいて、人生を表している。
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D311 松田重仁「円 ー 縁 ー 演」トーテムポールの傍らに埋めたタイムカプセルは2015年に開封され、そこに「希望の実」が置かれたのだそう。その実は、見る角度によって、隠れていたり、芽が出ていなかったり、出ていたり。
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D005 河口龍夫「関係 ー 大地・北斗七星」 鉄板に、北斗七星と北極星の形があるが、設置された年である2000年の星の配置がされている。
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D004 立木泉「水のプール」 棚田の跡地に設置された水琴窟。 
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D006 大岩オスカール(ブラジル / アメリカ)「かかしのプロジェクト」 赤い案山子は、棚田で働く人やその家族をかたどったもの。
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以前に見た大岩オスカール氏の作品は:

D010 牛島達治「観測所」 耳を当てる所が付いていて、片方からは田んぼの音、もう片方からは空の音が聞こえるとのこと。やってみたが、もう蛙もいなかったからか、空の音ぐらいだったかな。
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D003 田中信太郎「〇△□の塔と赤とんぼ」 地盤部分2メートル、地上14メートル。
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D353 ジョン・クルメリング John Kormeling(オランダ)「hi & way」無限の ∞ を2つの螺旋階段で表している。
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D184 パスカル・マルティン・タイユー Pascale Martine Tayou (カメルーン / ベルギー、フランス)「リバース・シティー」 地上2メートルの所に多数の巨大な色鉛筆が吊されている。世界の国や都市名がそれぞれ色鉛筆に書かれている。因みに日本は水色だった。
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D002 クリスチャン・ラピ Chrstian Lapie (フランス)「砦61」 ひとりひとりが立っている様は、結構迫力がある。
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7月16日から始まる「妻有いけばな回廊」展に向けて、ちょうど制作を終えられたばかりの作品。
D375 日向洋一「植物に語らせるもの」
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D373 千羽理芳「うねり」
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