松之山温泉での朝。
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松之山温泉の源泉である鷹の湯。約700年前に、1羽の鷹が毎日舞い降りるので、木こりがそこに行ってみて熱泉を発見したと言う伝説から名付けられた。90度以上の自噴泉で、約1200万年前の化石海水が断層から一気に湧出する「ジオプレッシャー型温泉」で、日本三大薬湯のひとつ。ナトリウム・カルシウム塩化物泉は苦しょっぱい味とのこと。松之山では現在、温泉の熱を水道水の湯沸かしに利用するなどしているとか。
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その源泉のすぐ反対側の急な斜面に、松之山温泉薬師堂がある。
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毎年1月15日に、奇祭の「むこ投げ」が行われ、前年に結婚した初婿を薬師堂の高さ5メートル程ある境内から投げ落とす儀式。現在は結婚の祝福と夫婦の絆を願って行われるが、由来としては、略奪結婚の名残とも、村の娘をとられた腹いせが形を変えて残ったとも言われているのだとか。写真を撮るための婿投げ顔出しボードがあった😂
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嘴がやけに赤い鳥が電線にとまっていた。撮ろうと車を停めたところ、飛んでしまったので、ピントがぶれぶれなのだが、ブッポウソウ。後から知ったのだが、日本では環境省のレッドデータブックでは絶滅危惧種に指定されており、新潟県内ではこの松之山地区など数カ所だけ繁殖している夏鳥とのこと。出会えて非常にラッキー♬
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日本のブッポウソウは初めて見たのだが、アフリカでは一番気に入っていた綺麗なライラックニシブッポウソウと同じ仲間。日本の方がとってもタラコクチビル系💦で尻尾が短い。
アフリカで見たライラックニシブッポウソウは:
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ネットからお借りしてきた日本のブッポウソウ:
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中坪メルヘンロード(木の人形の集落)
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途中には、ネムノキが綺麗に花を咲かせていた。
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美人林へ。松之山松口の3ヘクタールほどの丘陵にある、樹齢約100年のブナの林。その立ち姿があまりにも美しいことから「美人林」と呼ばれるように。大正末期、木炭にするため全て伐採され裸山になったが、翌年、ブナが一斉に芽生えて成長し、野鳥の生息地として見直され保護されるようになったとのこと。
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雪の重みで、傾斜地のブナは根曲がりしていたり、Sの字になっていたり。
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綺麗な林を堪能していたが、熊出没の看板には驚かされる💦
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星峠の棚田へ。大きなもので30アール(1アール=100平米)、小さいものは5アールにも満たないものまで大小約200枚の田んぼが続く。総面積にして30ヘクタール。
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観光バスまでやって来る名所なのだとか。水鏡になっている頃が一番綺麗とのことだったが、同じ十日町の狐塚の棚田の方が「日本の棚田百選」に選ばれているので、そちらに行った方が良かったかな。国内の他のエリアの棚田としては、「日本の棚田百選」に選ばれている愛知の四谷の千枚田や、岐阜の坂折棚田の方が良かった:
しかし、海外では規模が違う。中国の雲南地方やブータンの棚田は、とにかく感動したことを覚えている。

十日町市の市街地で家々を見てみると普通に見えるも、人口5万人都市では世界一の豪雪地帯なだけに、玄関が2階に作ってあったり、そこの玄関に上がるまでの階段を覆っていたりと工夫がされている。

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「越後妻有 大地の芸術祭」を見に行くのが今回の目的としての2泊3日の温泉旅行だったが、展示作品300点以上のうち半分にも満たない139しか見ることが出来ずに新潟を後にすることに・・・ 恐るべし、世界規模と言われている芸術祭!(芸術祭の様子は追って別記事にて)
そして高速道路にも、動物注意の良く見る鹿や狸のマークのほかに熊マークにも驚かされつつ・・・
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