石巻中心市街地にも多数作品がある。

A1 山内祥太「我々は太陽の光を浴びるとどうしても近くにあるように感じてしまう」この作品は何度も見ているかな。青山通りのビルの高い壁面よりも、石巻の駅前の壁面の方がそばでじっくり見やすい。
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以前に見た山内祥太氏の作品は:


A2 笹岡由梨子「パンジー」
 手作りの人形、笹岡氏自身の顔や身体のパーツを映した映像、自作の楽曲などによるインスタレーション。独特で、ついついこの曲が頭から離れない。
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入口では山羊さん二匹の映像が迎えてくれるのだが、頭部分とお尻部分にモニターが置かれ、笑ってしまう。
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以前に見た笹岡氏の作品は:


A3 アナルコ・アナキズム ーまつろわぬ生命ー アジアのアーティストやキュレーターらの専門家ネットワーク、プロダクション・ゾミアのキュレーションによる、自然と人間の関係性をめぐって制作を続けるアジアの6名の作品。会場はサウナだった場所を使っている。
アピチャッポン・ウィーラセタクン「懐古の光」
IMG_4929アビチャッポン

イルワン・アーメット&ティタ・サリナ「アトランティスの収穫」
IMG_4933 いるわん

アウン・ミャッテー「亡霊の地」
IMG_4937アウン・ミャッテー

ティントン・チャン「檳榔樹・シマオオタニワタリ・アフリカマイマイ」
IMG_4924ティントン・チャン

メッチ・チューレイ&メッチ・スレイラス「アニマルハンド」「枯れ木」
IMG_4921メッチ・チューレイ

モンディカ・カムオン「サイアミーズ・フューチャリズム」「サイアミーズ・フューチャリズム ビデオエッセイ」「予言」
IMG_4919モンティカ

A4 梅田哲也「巻巻石」 石巻の名の由来となったいう由来を持つ石「巻石」から着想したもの。重力に逆らい上昇する水の循環を用いた音と視覚のインスタレーション。
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見ていると、時計回りかと思いきや、反時計回りに回転していたり。


A5 川俣正「石巻タワープロジェクトの資料展と作品《サンパウロ・ビエンナーレのための計画》」 南浜アリーナ隣の空き地で展示されている「石巻タワー」のプロセスや、石巻市博物館が所蔵していて津波で破損し修復された作品が展示されている。
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同じ展示会場に「ウクライナ戦後復興支援プロジェクト展」もやっていた。参加アーティストに作品の寄附を募り、展示後にオークションで販売し、復興支援としてウクライナに送るとのこと。
オノ・ヨーコ「Play It By Trust (信頼して駒をすすめよ)」 白い駒どおしなら、敵味方もない。
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A6 有馬かおる 「FAUST IN MARIENBAD by 個の追求の果ての他者性と、その奥にある風景」
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桃浦・荻浜エリアのホテルの一室でも作品を展開している。

A7 オスジェメオス OSGEMEOS「無題」  ブラジル在住の双子の兄弟アーティスト。石巻市の花であるツツジを思わせる壁画。
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復興祈念公園周辺エリアにある日本製紙旧社宅の壁にも、時間が余ったからと制作してくれたのだそう:

A8、A9 朝吹真理子、弓指寛治「スウィミング・タウン」 朝吹真理子氏は第144回芥川賞を受賞した小説家。
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鮮魚店だっただけに、内部は未だお魚の匂いが残っていた。売り場を模して、描かれた魚介類が並ぶ。
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A10 渡邊慎二郎「FRESH」 現役のスケートリンクに設置されている。石巻市街の狭間で生える植物を対象に、その内側に響く音を録音し、異なる音に変換させたとのこと。
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スクリーンの前に置かれている椅子のクッションは柔らかいものかと思いきや、硬い作品?!
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以下は作品ではないのだが、冬になれば使われるスケートリンクとのことで、技などが書かれていたり、既に学校の予約が入っていたり、貸し靴が並んでいたり、羽生結弦さんなどが訪れた時の写真が飾ってあったり。
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