南三陸 で迎えた朝。志津川湾では、牡蠣、ワカメ、ギンザケなどの養殖が盛んとのこと。
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こんな表示があちこちにある。
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・・・とキジのメス?ヤマドリのメス?がひょこひょこと道路を横断していた。
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前日に廻れていなかった南三陸の隈研吾氏設計のハマーレ歌津の詳細は:


北上して 気仙沼 へ。山の中腹右側の辺りが気仙沼市復興祈念公園。
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気仙沼市復興祈念公園 去年の3月11日に開園。
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「祈りの帆(セイル)」と言うモニュメントがある。船体にも使われるアルミ鋼材で作られた帆は高さ10メートル。
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帆の間からは、気仙沼湾が見える。
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ガラスには、献花が彫り込まれている。
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犠牲者銘板 気仙沼の各地域ごとに亡くなられた方々のお名前が彫られている。
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伝承彫刻 震災の記憶・感情を想起させ語り紡ぐ為とのこと。皆川嘉博氏による彫刻。「命」のエピソードを通して、フィクションではなく、現実に起きた災害の「不条理」さを語り継ぎたい、生き残った人は、大切な人を失った悼みの記憶・感情を抱きながらも、生を全うしようとしていることを伝えたい、とのこと。他の伝承記念ではパネルなどによる物が多い中、ここは印象的な彫刻だった。
「ごめんね」母の手を離してしまい、津波で母を亡くした少女の胸像。
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「よかったね」大切な人の安否が絶望的ななか、生き残った者同士がお互いの無事を確認。
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「海へ」 追悼と祈りの像。生きる、生きたい、願いの像とのこと。
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気仙沼を後にし、陸前高田 へ。高速道路を降りた所で、いきなりニホンカモシカが!! 道のど真ん中に居たので我々の車を除けてくれたが、しばしカメラ目線?見つめ合う?ことに😂
野生のニホンカモシカを見たのは、静岡の寸又峡温泉に向かう途中(その様子は こちら)、岐阜の揖斐川沿い(その様子は こちら)、岐阜の白川郷(その様子は こちら)で見て以来。
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高田松原津波復興祈念公園 国営追悼・祈念施設へ。内藤廣氏が設計されているので、建物の様子などは:

祈念施設の中央からは、海沿いにある堤防へ一直線な道となっている。
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堤防の上からは、広田湾がのぞめる。海岸沿いには、かつてあった松原を再現すべく、今は苗木が植えられている。震災以前に、地元の方が松原の松ぼっくりをオーナメントに使おうと拾っておられた物が残っていて、そこから苗木を育てたのだそう。
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堤防の内側の低い位置(かつての地面の高さ)には、震災遺構が色々とある。
左の黄色い建物は陸前高田ユースホステル、その右奥(盛り土をされた道の奥)は気仙中学校、その右に奇跡の一本松。
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陸前高田ユースホステルは、高田松原の中に建っており、奇跡の一本松は、このユースホステルのお陰で津波の直撃を免れ、倒れずに済んだと言われている。
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奇跡の一本松 約7万本の松が消失した高田松原で、唯一流されずにいた松。しかし、震災翌年には枯死状態となり、現在は人工的に作られたモニュメントとなっている。本物の奇跡の一本松の根や、モニュメントが型取りから始まり制作された詳しい様子などは、内藤廣氏設計の紀尾井清堂で見た:

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トビのつがいや、アオサギが止まり木にしていた。
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奇跡の一本松のそばには、あんパンマンで有名なやなせたかし氏のモザイクがあった。その詳細は:


気仙中学校 陸前高田市内でも最も早く津波が到達したエリアにあり、地震発生時には、体育館で卒業式の合唱の練習中だった。日頃の防災教育を活かして避難し全員が無事だったが、鉄筋コンクリート3階建ての校舎は屋上まで津波で水没。
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タピック45(旧 道の駅高田松原)高さ14.5メートルの津波が襲った。側壁に赤い印がある所まで! 3名の避難者が、海側が階段状になっていたので、駆け上がり助かったが、最上部を残して水没。
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堤防の内側にも、松の苗木が植えられている。それよりも低い位置の川原川沿いには、流されてしまった本来あった松の幹が今も残っているのが印象的。
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東日本大震災津波伝承館いわて TSUNAMI メモリアル内では、ビデオなども含む色々な展示があった。
右側の鉄の塊は、流出した気仙大橋の一部。
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引き続き、陸前高田を廻る。その様子は<6>で。

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