「ルートヴィヒ美術館展 20世紀美術の軌跡 市民が創った珠玉のコレクション」展へ。東京では国立新美術館で開催していたが、行きそびれていたところ、丁度京都でやっていたので見に行った。
ドイツ人の実業家ペーター・ルートヴィヒ氏は、幅広い作品をコレクションし、350点の作品をドイツのケルン市に寄贈。ケルン市は、ルートヴィヒ氏など、市民から寄贈された作品を展示する美術館を作って、1986年に開館。ルートヴィヒ氏は、パブロ・ピカソを好み大学で論文を書くほどだったことから、ピカソの作品を世界で3番目に多く収蔵していることでも有名。
(ひとつの作品以外は全て撮影不可だった為、画像はHPから)
アンディ・ウォーホル Andy Warhol 「ペーター・ルートヴィヒの肖像」1980
ポラロイドで撮った実業家ペーター・ルートヴィヒの画像を、シルクスクリーンの技法で転写したもの。
オットー・ディクス Otto Dix 「ヨーゼフ・ハウプリヒ博士の肖像」1951
エーリヒ・ヘッケル Erich Heckel 「森の中の情景」 1913

ワシリー・カンディンスキー Wassily Kandinsky 「白いストローク」1977
アウグスト・マッケ August Macke「公園で読む男」1914
単純な形を色鮮やかに描いている。
アウグスト・ザンダー August Sander 「菓子職人」1929
ザンダーは、さまざまな世代や職業の人達を撮影。
エルンスト・バルラハ Ernst Barlach 「うずくまる老女」 1933
マックス・ベックマン Max Beckmann 「恋人たち」 1940-43
ベックマンは、新即物主義(主観的な表現主義に対抗し、人間と社会を冷徹に捉えた即物的な表現)の作家で、娼館かと想像される場所を描いている。戦後なのでよりシニカルに汚い部分に眼を向けている。従軍した為、戦後は作風がガラッと変わった。黒を多様する画家。

カジミール・マレーヴィチ Kazimir Malevich 「スプレムス 38番」1916
スプレマティズム(絶対主義 / 至高主義)により、目に見える現実世界を離れ、幾何学的な形態による絶対的な抽象を突き詰めた。身の回りの世界から完全に切り離された絵画というものを作りたかったのだとか。
ナターリヤ・ゴンチャローワ Natalia Goncharova 「オレンジ売り」 1916
アレクサンドル・ロトチェンコ Aleksandr Rodchenko 「ライカを持つ少女」 1934
パブロ・ピカソ Pablo Picasso 「アーティチョークを持つ女」 1941
スペイン内戦から第二次世界大戦へと続く頃の作品。握っているアーティチョークは武器のよう。指先の爪はとがっている。
パブロ・ピカソ Pablo Picasso 「眠る女」 1960

マン・レイ Man Ray 「レイヨグラフ」 1927
マックス・エルンスト Max Ernst 「喜劇の誕生」 1947
ヴォルス Wols 「タペストリー」 1949
筆致があらく、画面をひっかいている。
アンディ・ウォーホル Andy Warhol 「二人のエルヴィス」 1963
ロイ・リキテンスタイン Roy Lichtenstein 「タッカ、タッカ」 1962
ジャスパー・ジョーンズ Jasper Johns 「0-9」 1959
モーリス・ルイス Morris Louis 「夜明けの柱」 1961
ブリンキー・パレルモ Blinky Palermo 「四方位 I」 1976
マルティン・キッペンベルガー Martin Kippenberger 「無題 シリーズ戦争悪より」 1991
ヴォルフガング・マットホイアー Wolfgang Mattheuer 「今度は何」 1980
ヨーゼフ・ボイス Joseph Beuys 「シビュラ ユスティティア」 1957
イケムラレイコ 「グリーンスケープ」 2010
唯一の日本人作家の作品。目の粗い麻のカンバスを使って描かれている。池村氏は、もともとスペイン語を日本で学び、スペインで留学後に美術の大学に入り直して、現在ベルリン在住。
今まで見たイケムラレイコ氏の作品は:
唯一撮影がOKの作品。
カーチャ・ヴィツコヴァ Katja Novitskova 「近似(ハシビロコウ)」2014
新しく購入された作品。ハシビロコウの画像を金属の板にプリントしている。ケルンの市民達が参加する美術協会があり、若手作家の作品を購入するようにしているとのこと。
会場:京都国立近代美術館
会期:10月14日’22~1月22日’23

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ドイツ人の実業家ペーター・ルートヴィヒ氏は、幅広い作品をコレクションし、350点の作品をドイツのケルン市に寄贈。ケルン市は、ルートヴィヒ氏など、市民から寄贈された作品を展示する美術館を作って、1986年に開館。ルートヴィヒ氏は、パブロ・ピカソを好み大学で論文を書くほどだったことから、ピカソの作品を世界で3番目に多く収蔵していることでも有名。
(ひとつの作品以外は全て撮影不可だった為、画像はHPから)
アンディ・ウォーホル Andy Warhol 「ペーター・ルートヴィヒの肖像」1980
ポラロイドで撮った実業家ペーター・ルートヴィヒの画像を、シルクスクリーンの技法で転写したもの。
オットー・ディクス Otto Dix 「ヨーゼフ・ハウプリヒ博士の肖像」1951
エーリヒ・ヘッケル Erich Heckel 「森の中の情景」 1913

ワシリー・カンディンスキー Wassily Kandinsky 「白いストローク」1977
アウグスト・マッケ August Macke「公園で読む男」1914
単純な形を色鮮やかに描いている。
アウグスト・ザンダー August Sander 「菓子職人」1929
ザンダーは、さまざまな世代や職業の人達を撮影。
エルンスト・バルラハ Ernst Barlach 「うずくまる老女」 1933
マックス・ベックマン Max Beckmann 「恋人たち」 1940-43
ベックマンは、新即物主義(主観的な表現主義に対抗し、人間と社会を冷徹に捉えた即物的な表現)の作家で、娼館かと想像される場所を描いている。戦後なのでよりシニカルに汚い部分に眼を向けている。従軍した為、戦後は作風がガラッと変わった。黒を多様する画家。

カジミール・マレーヴィチ Kazimir Malevich 「スプレムス 38番」1916
スプレマティズム(絶対主義 / 至高主義)により、目に見える現実世界を離れ、幾何学的な形態による絶対的な抽象を突き詰めた。身の回りの世界から完全に切り離された絵画というものを作りたかったのだとか。
ナターリヤ・ゴンチャローワ Natalia Goncharova 「オレンジ売り」 1916
アレクサンドル・ロトチェンコ Aleksandr Rodchenko 「ライカを持つ少女」 1934
パブロ・ピカソ Pablo Picasso 「アーティチョークを持つ女」 1941
スペイン内戦から第二次世界大戦へと続く頃の作品。握っているアーティチョークは武器のよう。指先の爪はとがっている。
パブロ・ピカソ Pablo Picasso 「眠る女」 1960

マン・レイ Man Ray 「レイヨグラフ」 1927
マックス・エルンスト Max Ernst 「喜劇の誕生」 1947
ヴォルス Wols 「タペストリー」 1949
筆致があらく、画面をひっかいている。
アンディ・ウォーホル Andy Warhol 「二人のエルヴィス」 1963
ロイ・リキテンスタイン Roy Lichtenstein 「タッカ、タッカ」 1962
ジャスパー・ジョーンズ Jasper Johns 「0-9」 1959
モーリス・ルイス Morris Louis 「夜明けの柱」 1961
ブリンキー・パレルモ Blinky Palermo 「四方位 I」 1976
マルティン・キッペンベルガー Martin Kippenberger 「無題 シリーズ戦争悪より」 1991
ヴォルフガング・マットホイアー Wolfgang Mattheuer 「今度は何」 1980
ヨーゼフ・ボイス Joseph Beuys 「シビュラ ユスティティア」 1957
イケムラレイコ 「グリーンスケープ」 2010
唯一の日本人作家の作品。目の粗い麻のカンバスを使って描かれている。池村氏は、もともとスペイン語を日本で学び、スペインで留学後に美術の大学に入り直して、現在ベルリン在住。
今まで見たイケムラレイコ氏の作品は:
唯一撮影がOKの作品。
カーチャ・ヴィツコヴァ Katja Novitskova 「近似(ハシビロコウ)」2014
新しく購入された作品。ハシビロコウの画像を金属の板にプリントしている。ケルンの市民達が参加する美術協会があり、若手作家の作品を購入するようにしているとのこと。
会場:京都国立近代美術館
会期:10月14日’22~1月22日’23

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