須田悦弘氏による個展「須田悦弘 補作と模作の模索」。
ロンドンギャラリー白金とギャラリー小柳の初めての共同企画展で、展覧会タイトルは、杉本博司氏が名付けたとのこと。精緻な草や花の木彫をつくり、それを思いがけない場所に設置して空間全体をインスタレーションとする作品を制作されている須田氏だが、今まで制作して来られた作品群を自然を模する作品を「模作」と呼び、近年の「補作」を紹介している。
杉本氏が選んだ骨董の器にあわせて須田氏が作品を制作されており、器が作品の場となっている。

ギャラリー小柳では、杉本氏のコレクションおよび小田原文化財団所蔵の補作の作例が展示されており、硝子のジンボトルには菫が配されている。
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黒田泰造氏の花器に。
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足元の紅葉、そして仏像の足は須田氏の補作。
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キジムシロの花はもとより、この台も須田氏制作とのこと。
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杉本氏の依頼で、小鹿の像に角、鞍、榊、そして雲を補作した「春日若宮神鹿像」(鎌倉時代、小田原文化財団蔵)
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春日神鹿像 室町時代 海景五輪塔(杉本博司氏作) 鞍・蓮台 (補作:須田悦弘氏) 小田原文化財団蔵
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今まで見た須田悦弘氏の作品は:


会場:ギャラリー小柳
会期:4月8日~6月24日'23

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