江戸の三大そばと言えば、砂場、更科、藪。
以前に食べに来たことがあったが、今回近くまで用事があったので、久し振りにお蕎麦を食べることに。

天ざる 1550円
上天ざるにしようと思ったが、お昼は上天ざるはされておらず、天ざるでも充分な量があるとのこと。なるほど、海老1尾、サツマイモ、水菜、人参、しめじの天麩羅が付いてきた。衣がカリカリッとしている。
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砂場は2/8蕎麦らしいが、歯ごたえもありつつ、つるっとした食感。
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濃厚な蕎麦湯が好きなのだが、ここの蕎麦湯はびっくりのドロドロ感。容器はなんとも風情があって年代物。
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お店の中は、相変わらずと言うかごちゃごちゃ雑多で、お手洗いも年代ものの水タンク式の和式。しかし、あちこちに英語や中国語などで書かれていて、グローバルなお店でもあるようだった。
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砂場系の発祥は大阪で、大坂城築城の際の資材置き場だった砂場近くにお店があったことに由来。1584年創業ともされているが諸説あり。ただし、1700年代創業の藪や更科よりも歴史は古いと考えられている。大坂から江戸に移ったのは江戸時代中期で、大阪には砂場の暖簾を引き継ぐお店はもうないのだそう。
江戸時代に「糀町七丁目砂場藤吉」が南千住(三ノ輪)に移転し、この「砂場総本家」とし、「糀町七丁目砂場藤吉」からは、幕末に「室町砂場(旧本石町砂場)」が、明治初期に「虎ノ門砂場(琴平町砂場 現在は虎ノ門大坂屋砂場)」が分岐しているとのこと。1955年に天ざるを室町砂場で開発。残念ながら、「巴町砂場」は1839年から創業していたが、2017年に閉店とのこと。

商店街の中にあるお店は、1954年建築で、荒川区の文化財となっている。
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荒川区南千住1-27-6
03-3891-5408

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