廣澤美術館で「受け継がれる『用の美』 民芸の仲間たち」展を。
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民芸運動とは:
大正15年(1926)に柳宗悦氏・濱田庄司氏・河井寛次郎氏らによって提唱された生活文化運動。当時の工芸界は華美な装飾を施した鑑賞用の作品が主流だった中、無名の職人の手から生み出された日常の生活道具の中に美を見出し、これを「民芸(民衆的工芸)」と名付け、美は生活の中にあるとした。
(撮影不可の為、作品の画像はHPから)

濱田庄司「白釉黒流掛大鉢」
流掛しや塩釉の技法を用い、重厚感ある作風と「黍文(きびもん)」と呼ばれる独自の文様を取り入れた。
濱田庄司「白釉黒流掛大鉢」

河井寛次郎「辰砂扁壺」 独特な意匠と造形。
河井寛次郎「辰砂扁壺」

富本憲吉「染付蓼模様壺」
後に民芸と別の道に進み、色絵磁器に金銀彩を加えた独創的な作風を極めた。
富本憲吉「染付蓼模様壺」

バーナード・リーチ「楽焼葡萄文鉢」
日本各地を巡り、イギリスの伝統陶器である「スリップ・ウェア」の技法と日本の陶器を融合させた。
バーナード・リーチ「楽焼葡萄文鉢」
「ガレナ釉大鉢」
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棟方志功「人魚図」
棟方志功「人魚図」

芹沢鉄介「新版絵本どんきほうて」
型絵染を中心として、独創的な作品を次々と発表。
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柳宗悦氏によって創設された日本民藝館でも、多数作品を見ることが出来た。その様子は:


会場:廣澤美術館
会期:6月3日~7月30日’23

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