アーティゾン美術館で開催されている「ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開 セザンヌ、フォーヴィスム、キュビスムから現代へ」展へ。
印象派を起点として、世紀初頭の革新的な絵画運動を経て抽象絵画が生まれ、2つの大戦を経てさらに展開していく様子を、おおよそ1960年代まで、ヨーロッパ、アメリカ、そして日本の動向を中心に紹介している。
石橋財団コレクションから新収蔵作品95点を含む約150点、国内外の美術館、個人コレクション等から約100点、あわせて約260点の作品の展覧会は、とても見応えがある。
1.抽象芸術の源泉
エドゥアール・マネ Edouard MANET「オペラ座の仮装舞踏会」1873
印象派を起点として、世紀初頭の革新的な絵画運動を経て抽象絵画が生まれ、2つの大戦を経てさらに展開していく様子を、おおよそ1960年代まで、ヨーロッパ、アメリカ、そして日本の動向を中心に紹介している。
石橋財団コレクションから新収蔵作品95点を含む約150点、国内外の美術館、個人コレクション等から約100点、あわせて約260点の作品の展覧会は、とても見応えがある。
1.抽象芸術の源泉
エドゥアール・マネ Edouard MANET「オペラ座の仮装舞踏会」1873
ポール・セザンヌ Paul CEZANNE「サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール」1904~06頃
ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ Vincent VAN GOGH 「モンマルトルの風車」1886
ポール・ゴーガン Paul GAUGUIN 「乾草」1889
オディロン・ルドン Odilon REDON「神秘の語らい」
クロード・モネ Claude MONET 「黄昏、ヴェネツィア」1908頃
2. フォーヴィスムとキュビスム
アンリ・マティス 「画室の裸婦」1899
アンドレ・ドラン Andre DERAIN 「ヴァイオリンを弾くヴラマンクの肖像」1905 新収蔵作品
ラウル・デュフィ Raoul DUFY 「トルーヴィルのポスター」1906
新収蔵作品。後景に空、中景に単純化した建築と広告のビルボード、前景に簡素化した人物とし、デュフィの印象派的な様式から転機となった作品。
新収蔵作品。後景に空、中景に単純化した建築と広告のビルボード、前景に簡素化した人物とし、デュフィの印象派的な様式から転機となった作品。
モーリス・ド・ヴラマンク Maurice de VLAMINCK 「色彩のシンフォニー(花)」1905-06頃
新収蔵作品
新収蔵作品
ジョアン・ミロ Joan MIRO 「シウラナの教会」1917 新収蔵作品
アンドレ・ドラン Andre DERAIN 「女の頭部」1905
新収蔵作品。原色を多様した強烈な色彩と激しい彩色を特徴としていることから「フォーヴ(野獣)」と呼ばれていた時期の作品。
新収蔵作品。原色を多様した強烈な色彩と激しい彩色を特徴としていることから「フォーヴ(野獣)」と呼ばれていた時期の作品。
アルベール・グレーズ Albert GLEIZES 「手袋をした女」1922頃 新収蔵作品
ジョルジュ・ブラック 「円卓」 1911 新収蔵作品
オシップ・ザッキン Ossip ZADKINE 「母子」1919
パブロ・ピカソ Pablo PICASSO 「ブルゴーニュのマール瓶、グラス、新聞紙」1913
フアン・グリス Juan GRIS 「新聞と開かれた本」1913-14 新収蔵作品
ジャン・メッツァンジェ Jean METZINGER 「円卓の上の静物」1916 新収蔵作品
3. 抽象絵画の覚醒 —オルフィスム、未来派、青騎士、バウハウス、デ・ステイル、アプストラクシオン゠クレアシオン
コンスタンティン・ブランクーシ Constantin BRANCUSI 「接吻」1907-10
ロベール・ドローネー Robert DELAUNAY「街の窓」1912 新収蔵作品
フランティセック・クプカ Frantisek KUPKA 「赤い背景のエチュード」1919頃 新収蔵作品
フェルナン・レジェ Fernand LEGER 「抽象的コンポジション」1919
オーギュスト・エルバン Auguste HERBIN 「コンポジション、抽象」1925 新収蔵作品
ウンベルト・ボッチョーニ Umberto BOCCIONI 「空間における連続性の唯一の形態」1913 新収蔵作品
ジーノ・セヴェリーニ Gino SEVERINI 「金管奏者(路上演奏者)」1916頃 新収蔵作品
ヴァシリー・カンディンスキー Wassily KANDINSKY 「3本の菩提樹」1908 新収蔵作品
パウル・クレー Paul KLEE 「小さな抽象的ー建築的油彩(黄色と青色の球体のある)」1915 新収蔵作品
パウル・クレー Paul KLEE「鳥」1932
ヴァシリー・カンディンスキー Wassily KANDINSKY 「自らが輝く」1924
新収蔵作品。カンディンスキーがバウハウスに加わって2年後の作品。
新収蔵作品。カンディンスキーがバウハウスに加わって2年後の作品。
バート・ファン・デル・レック Bart VAN DER LECK 「騎士(展覧会ポスター)」1919 新収蔵作品
ピート・モンドリアン Piet MONDRIAN 「砂丘」1909
ジョージア・オキーフGeorgia O'KEEFFE 「オータム・リーフ II」1927
新収蔵作品。1922年から1931年まで木の葉を集中して描き30点ほど制作している。
新収蔵作品。1922年から1931年まで木の葉を集中して描き30点ほど制作している。
<2>に続く
会場:アーティゾン美術館
会期:6月3日~8月20日’23
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