所蔵の作品の中から、水の巡りに着目した「水 ー巡るー 現代日本画」展へ。
全て撮影可能なのはとても嬉しいのだが、ガラスの映り込みがなかなか激しく💦

野地美樹子「Uneri」2021-2022 
春の大潮の鳴門海峡を、二双の屏風に描いている。
6★野地美樹子「Uneri」2021-2022

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千住博「ウォーターフォール」2013
1 千住博「ウォーターフォール」2013

米谷清和「雨・朝」1980 
渋谷の歩道橋が描かれている。米谷氏曰く、揺れる歩道橋の上を傘をさしたサラリーマン達が黙々と歩く姿が巡礼のように見えたとのこと。
2★ 米谷清和「雨・朝」1980

山崎啓次「水辺」2004 
中央より上、やや右にいるササゴイの目を描くのが難しく、最後にされたとのこと。
3★ 山崎啓次「水辺」2004

杉村眞悟「輝ふ」1995
4 杉村眞悟「輝ふ」1995

那波多目功一「さゞ波」1994 
河口湖で描かれた。那波多目氏曰く、描いている最中は天地が逆さまにならないように、手前にある葦を描いたが、完成してから見ると描くべきでなかったと。
5★ 那波多目功一「さゞ波」1994

中村宗弘「瀑泉」2013
7 中村宗弘「瀑泉」2013

清水信行「朝の渓」1989 
岩絵の具は粒子の細かさによって種類が分かれていて、細かいほど淡い色となる。手前は粗い粒子のもの、奥は細かい粒子のもので描かれている。
8★ 清水信行「朝の渓」1989

山崎啓次「渓澗」2009
9 山崎啓次「渓澗」2009

平子真理「寂光の滝」1994 
栃木県にある、落差50メートルで7段の寂光の滝を描いている。上部の夕日は金泥を使用している。
10★平子真理「寂光の滝」1994

吉田舟汪「神象 那智」1995 
落差133メートルの和歌山にある那智の滝。神象シリーズのひとつ。
11★吉田舟汪「神象 那智」1995

村居正之「驟雨」2019 
琵琶湖にある堅田の浮御堂を描いている。
12★村居正之「驟雨」2019

横尾英子「川面」1984
13 横尾英子「川面」1984

杉村眞悟「映ろう」2001
14 杉村眞悟「映ろう」2001

清水達三「鼕(とう)」1994 
鼕(とう)とは、太鼓の音やその様を表す言葉。
15★清水達三「鼕」1994

池内璋美「雨」1981
16 池内璋美「雨」1981

平松礼二「モネの池、夏」2003 
ライフワークとして描いているジャポニズムシリーズのひとつ。19世紀のヨーロッパ芸術に影響を与えたジャポニズムを、新たな解釈で描いておられる。実際には、フランスのノルマンディー地方のモネの池に青空が広がることは珍しいとのこと。
17★平松礼二「モネの池、夏」2003

平松礼二「ジャポニズム・モネの池図」2003 
18 平松礼二「ジャポニズム・モネの池図」2003

平松礼二「桔梗図」
19 平松礼二「桔梗図」
以前に、この郷さくら美術館で平松礼二氏の個展が開催された時の様子はこちら:



岩永てるみ「Pont des Arts」2018 
20★岩永てるみ「Pont des Arts」2018

藤田哲也「青い群影」2008
21 藤田哲也「青い群影」2008

松村公嗣「舟唄」2007 
21★松村公嗣「舟唄」2007

中村宗弘「湖邊」2013 
祖父の日本画家・中村岳陵氏や、東山魁夷氏に師事。
23★中村宗弘「湖邊」2013

佐藤晨「蛍川」2005
24 佐藤晨「蛍川」2005

二川和之「湖畔静夜」1993 
武蔵野の風景。月とその湖畔への反射が綺麗な作品だが、ガラスへの映り込みが酷くて💦
25★二川和之「湖畔静夜」1993

曲子明良「琵琶湖四題 秋月」1992 
琵琶湖の連作で、四季それぞれを描いている。
26★曲子明良「琵琶湖四題 秋月」1992

中川修「後醍醐蛍」2020
27 中川修「後醍醐蛍」2020

髙橋秀年(天山)「舟」1988
28 髙橋秀年(天山)「舟」1988

松村公太「台場」2008
29 松村公太「台場」2008

佐藤晨「冬の月」2007 
陸前の海を描いている。銀箔で描いているが、時間の経過と共に、銀が変色して黒くなっていくので、見る時期によって異なる絵画となる。
30★佐藤晨「冬の月」2007 

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同時開催:「桜百景展 vol.32」

桜井敬史「花明かり」2013
31 桜井敬史「花明かり」2013

高宮城延枝「深山に春」2013
32 高宮城延枝「深山に春」2013

樋田礼子「花霞」2017
33 樋田礼子「花霞」2017

伊達良「Spring Park」2017
34★伊達良「Spring Park」2017

坂本藍子「たゆたう」2019
35 坂本藍子「たゆたう」2019

徐凡軒「春雨」2020-2021
36 徐凡軒「春雨」2020-2021

杉村眞悟「宙花」2013 
上野不忍池の桜。
37★杉村眞悟「宙花」2013

木下めいこ「桜鏡」2014 
京都の杉戸絵に影響を受け、杉板を彫刻刀やバーナーなどで加工した上に絹を貼って岩絵の具や金箔を貼って制作。背景に金泥、桜には銀泥が使用されている。
38★木下めいこ「桜鏡」2014

阿部穣「Surface」2013
39 阿部穣「Surface」2013

髙橋浩規「春の足あと」2013 
40★髙橋浩規「春の足あと」2013

黒岩善隆「花畔昇月」2015
41 黒岩善隆「花畔昇月」2015

佐藤晨「宵桜」2008
42 佐藤晨「宵桜」2008

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岸田尚子「夢の縁」2019
43 岸田尚子「夢の縁」2019

会場:郷さくら美術館
会期:6月27日~8月27日’23

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