7年目を迎える、「めぐろバレエ祭り」の一環である、サマーバレエコンサートに行ってみた。
会場となる、めぐろパーシモンホールには、提灯などが付けられていた。

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<第1部>

★ワガノワ生誕140年記念
「ディアナとアクテオン」コール・ド・バレエ付上演
振付:アグリピーナ・ワガノワ 音楽:チェーザレ・プーニ
出演:ディアナ:吉江絵璃奈(アーティスト)、アクテオン:池本祥真(ファーストソリスト) ほか
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東京バレエ団では、プリンシパル、ファーストソリスト、ソリスト、セカンドソリスト、ファーストアーティスト、アーティスト、そして研究生とランク付けされているのだが、この日の12時の公演ではセカンドソリストの方が、そして我々が見た15時半からの公演には、アーティストの吉江絵璃奈さんが抜擢されていた。

★「眠れる森の美女」より“ローズ・アダージオ”
振付:マリウス・プティパ 音楽:P.I.チャイコフスキー
出演:オーロラ姫:金子仁美(ソリスト)、四人の王子:後藤健太朗、鳥海創、昴師吏功、山下湧吾(4名ともアーティスト)
1-2  hitomi-kaneko






★「海賊」より“パ・ド・トロワ”
振付:マリウス・プティパ 音楽:リッカルド・ドリゴ
出演:メドーラ:川島麻実子、コンラッド:秋元康臣、アリ:宮川新大(3名ともプリンシパル)
1-3 mamiko-kawashima1-3 yasuomi-akimoto1-3 arata-miyagawa





メドーラ役の川島さんはとても雰囲気があって綺麗。最後の見せ場であるターンを40回以上はされていたかと思うのだが、正面よりもやや左(かみて)で止まってしまった為に正面に合わせようとしてぐらついていたのが残念。
アリ役の宮川さんは、最初緊張されていたのか、とても大事に大事に跳んでおられて若さや覇気が感じられなかったが、後半は良かったかと。


<第2部>

<Choreographic Project IV〉コレオグラフィック・プロジェクト

★「理由」
振付:岡崎隼也
出演:沖香菜子(プリンシパル)、伝田陽美(ファーストソリスト)、政本絵美(ソリスト)、加藤くるみ(セカンドソリスト)
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ほぼ4名が同じ振り付けをするのだが、それぞれクラスの違うダンサーが選ばれていた。

★「夜叉」
振付:ブラウリオ・アルバレス
出演:中川美雪(セカンドソリスト)、池本祥真(ファーストソリスト)ほか
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1部の「ディアナとアクテオン」でアクテオンをされていた池本さんが再度こちらでも出ておられた。他にも男性ダンサーは大勢おられるかと思うのだが、女性ほど層が厚くないと言うことだろうか。

<第3部>

★「ライモンダ」より
振付:マリウス・プティパ 音楽:アレクサンドル・グラズノフ
出演:上野水香、柄本弾(いずれもプリンシパル) ほか
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ゆったりとした演目は、上野さんの長い四肢と優雅さをより引き立たせていた。

4歳以上が入場可能となっていたこともあり、小さなお子さん連れの母子が非常に多かった。総じて静かに観ていたが、お隣のお嬢ちゃんに関しては、2部のモダンな2演目は特にたいくつだったようで、前の席を蹴ったり背もたれをゆらしたり。。。前の席のお母さんの忍耐ぶりと、その女の子のお母さんの放任ぶりに驚かされた。。。


観客に、めぐろバレエ祭りの団扇が配られた。
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公演の後には、体育館でスーパーバレエ MIX BON 踊りとプロジェクションマッピングの花火が映し出されるとのことだったが、それは失礼して帰宅。