伊東忠太氏設計により1927年に竣工した日本初(1917年設立)の私立美術館で、登録有形文化財に指定されている「大倉集古館」。
谷口吉生氏により、2016年2月~2019年6月の工期を経て、The Okura Tokyo やオークラスクエアとの関係から約 6m 曳家され、天然緑青色の銅板本瓦棒葺きの屋根を一時取り外し、下地材を含め新設した銅板の上に復元。地下1階 地上2階。増築されていた部分を撤去し、曳家をはじめとして、地下への収蔵庫等諸室の増築や風除室、避難階段、エレベータ新設などの動線改修を含む、免震化および地下増築を行い、美術館としては改修した地上階の展示室内に、新型の独立型展示ケースを設計し、地下増築部分には既存大倉集古館の意匠とは対照的に、簡潔な意匠によるロビーやショップにホール等の公共空間を設けたとのこと。
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武石弘三郎(1878~1963)「大倉鶴彦翁像」1913(大正2年)
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武石弘三郎「双亀」1913(大正2年)
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「竜頭」中国・明時代
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