2017年から3年ごとに開催されている「奥能登国際芸術祭」。3回目となる今年は11月12日に閉幕した。
前回はコロナ禍で「2020+」となって2021年に開催され、今年は、5月に珠洲市で発生した地震で会期を3週間遅らせての開催となった。初回2017年の来場者は71260人、21年は49835人、そして今回は51136人。今回は14の国や地域から59組のアーティストが参加し、61作品が展示され、新作9点を常設として残し、合計23点が常設展示されることになったのだそう。
まずは大谷エリアから。

塩田千春「時を運ぶ船」2017 奥能登で行われている揚浜式製塩の塩田用砂取舟が中央に。
IMG_3815

IMG_3821

IMG_3818
イタリアでの制作過程などのビデオが見られるようになっていた。
IMG_3824
以前に見た塩田千春氏の作品は こちら

スズシアターミュージアム「光の方舟」2020+ 
かつての小学校の体育館を改装。
キギ「ロゴ・グラフィック・グッズ」 暗くなると、文字が浮かび上がるとのこと。
IMG_4096

IMG_3830

南条嘉毅「余光の海」 阿部海太郎「光の方舟」の音風景
IMG_4033-001

70分ごとに、15分程度の上演が行われる。
IMG_4037

IMG_4035
雪も降る。
IMG_4039
雪は泡状のもので、残ったものは、まるで波の花のようだった。
IMG_4070

IMG_4073

IMG_4041
以前に見た南条嘉毅氏の作品は:




bacilli(ばしらい)/ 旧世界土協会「Soilstory - つちがたり -」
IMG_4061

大川友希「待ち合わせの森」
地元のお祭りの「キリコ」に、地元の古着を裂いて結び直した「記憶の紐」を組み合わせた作品。紐は1万本を目標としていたが、1万8000本が編まれたとのこと。
IMG_4089

IMG_4058

IMG_4059

OBI「ドリフターズ」 「大蔵ざらえ」で収集された珠洲の風習である「ヨバレ」で使われてきた赤い御膳などを、時代を超えて流れ着いた漂着物(ドリフターズ)と見立てている。
IMG_4064

IMG_4066

IMG_4068

竹中美幸「覗いて、眺めて、」
半透明のガラス小屋の中で、モビールが灯台をイメージした光に照らされながら回転している。
IMG_4075

三宅砂緖「The missing shade 59-1 Seascape (Suzu)」
IMG_4054

久野彩子「静かに佇む」
IMG_4077

橋本雅也「母音 / 海鳴り」 マッコウクジラの歯を素材とし、大谷神社で倒木した御神木を台座に。
IMG_4094

とにかく、色々な物が舞台下などにもあって、面白い。
IMG_4051

IMG_4057

IMG_4063

このピクトグラムも可愛い。
IMG_4098

IMG_4099

キノ花園計画「メドウガーデン」
IMG_3841

浅葉克己「石の卓球台第3号」2020+
大島石の一枚岩で作られている。
IMG_3837

牛嶋均「松雲海風艀雲」新作
IMG_3839

坂茂(ばん しげる)「潮騒レストラン」新作
檜を圧縮し、鉄骨のような形状にした世界初となる構造体。
IMG_3835

IMG_4097

IMG_3831
 
IMG_4095

IMG_3834
以前に見た坂茂氏の作品は:
会場 : 珠洲市内
会期 : 9月23日〜11月12日(会期終了)

にほんブログ村 美術ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 美術ブログ 美術鑑賞・評論へ
にほんブログ村