前橋市立美術館「アーツ前橋」の開館10周年を記念する「ニューホライズン 歴史から未来へ」展。国内外30組のアーティストが参加し、アーツ前橋だけでなく、近隣の廃墟ビルや屋外なども会場として、88点の作品が展示されている。
まずはアーツ前橋の作品を。
1階入口のフロアは、地階からの吹き抜けになっている。かつてこのビルは西武デパートで、この部分にエスカレーターがあった為、それをどうするかと言うことで、吹き抜けになったのだそう。ただし、建物入口と美術館入口の自動扉が偶然同時に開いてしまうと、外気が一気に流れ込む為、その工夫なども色々行われたとのこと。
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五木田智央「Secret Agent」2021
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五木田智央「Say It Isn't So」2018
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五木田智央「Misty」2017
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今まで見た五木田氏の作品は こちら

武田鉄平「絵画のための絵画 045」2023 以下2点とも、前澤友作氏の所蔵作品。
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武田鉄平「絵画のための絵画 044」2023
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松山智一「Turn Up Remember」2021
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今まで見た松山智一氏の作品は こちら

蔡國強「最後の饗宴」2017 火薬を使ったアートでつとに有名。
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近寄って見てみると、色々な動物がいるのだが、パンダなども!
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今まで見た蔡國強氏の作品は こちら

403architecture [dajiba]「椅子の場所は決めることができる」2023
市内の人々から借り受けた椅子が並べられ、それらが運ばれて来た様子などの動画も流れている。
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村田峰紀「Neck Live」首だけを大きな木箱から出して、内部で内側の壁をボールペンでひっかくように描いて作られた。2015年の安全保障関連法成立に反対して12万人が国会前に集まって抗議デモを行ったにもかかわらず安保法が成立。「手も足も出せない」状況を身体を使って展示して見せたもの。ビデオでは制作の様子が流れている。
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袴田京太朗「ジュリアンーScatter」2013   六甲高山植物園にある小便小僧の彫像をコピーしたもの。
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袴田京太朗「Family sticks」つ袴田氏ご自身のご家族の「遺伝」をモチーフにしたものとのこと。
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スプツニ子!「トランスフローラ」2015
ホタルイカの遺伝子を挿入して品種改良し、養蚕技術がある前橋で育てられたカイコの生糸を使っている。手前にボードがあり、それを通して見る時と、なしで見る時で異なる。
2020年に開催された「ヨコハマトリエンナーレ」で、竹村京氏が、発光クラゲの遺伝子を移植した蚕が作った光る糸を使ったオブジェを出品されていたことを思い出した。その様子は こちら
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今まで見たスプツニ子!氏の作品は こちら

岡田菜美「one view (No.56)」2022
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今まで見た岡田菜美氏の作品は こちら

ザドッグ・ベン=デイヴィッド Zadok Ben-Daivd「見たことはあるが会ったことはない人びと」2023
白い砂の上に、金属シートを切った6000個の人間像で構成したインスタレーション。国籍や人種や性別などに関係なく、普通の人々の様子となっている。
1階との吹き抜けの上から見るとこんな感じ:
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川内理香子氏の作品は全部で11点も!
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今回は、別会場でも出品されている。その様子は<2>で。
今まで見た川内理香子氏の作品は こちら

井田幸昌「Portrait of J」2022
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井田幸昌「Portrait of Y」2023
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井田幸昌「Portrait of T」2023
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今まで見た井田幸昌氏の作品は こちら

ビル・ヴィオラ  Bill Viola 「水」「火」「土」「空気」
なかなかパワフルな動画作品4点。異なった刑罰を与えられている様子。水が注ぎ落ちる、椅子の周りに火が燃え上がる、吊された状態で激しい風にさらされて揺れ動く、泥に埋まり周りから泥が舞い上がっていく、、、など。
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ジェームズ・タレル氏の作品もあったが、撮影禁止だった。。。

オラファー・エリアソン Olafur Eliasson「4つのサンクッカーライト」2006 
4台の太陽光調理器(サンクッカー)を組み合わせてある。傘状のパネルで集めた太陽光を熱エネルギーに変換する道具だが、この作品ではそれ自体が太陽のように光を放ち、偏光フィルターによって壁や床など全てオレンジ色となっている。
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今まで見たオラファー・エリアソン氏の作品は こちら

横山奈美「Shape of Your Words -I. O.-」2023 横山氏の親しい人物が手描きした「History」「自由」などの文字を元にしたシリーズ。手描きされた「LOVE」を、ガラス管で忠実に制作してもらい、それをキャンバスに油絵具で描き写している。
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山口歴「MÖBIUS NO.17」2021
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今まで見た山口歴氏の作品は こちら

レフィーク・アナドール Refik Anadol「LAの風/太平洋/カリフォルニアの風景」2023  
横9m縦3mのLEDスクリーンに、次々と映し出されていく様子は見続けていても飽きない。昨年11月に開催されていたブルガリの「セルペンティ」75周年記念展で発表されていた作品に似ているが、ニューホライズン展の方がずっと長く超大作となっている。
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今まで見たレフィーク・アナドール氏の作品は こちら

他会場の作品の様子は追って<2>で。

会場:アーツ前橋および周辺
会期:10月14日’23~2月12日’24

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