富山市の岩瀬地区は、江戸時代後期から明治時代にかけて北前船の交易で栄え、川岸を背に北前回船問屋が立ち並んでいた旧北国街道の町なみは、明治期に建てられた家屋が多く残っている。岩瀬地区をメインとした各所で開催されていた GO FOR KOGEI 2023 展がなかなか良かった。その様子は:





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酒蕎楽 くちいわ青蔵
IMG_6176酒蕎楽くちいわ青蔵

旧森家 北前船で栄えた東岩瀬の回船問屋の様式を残す屋敷。積み出す船荷の為に、玄関から裏の船着き場まで庭が通じ、表から主屋、台所、土蔵となる。母屋には炉が切られ、天井まで吹き抜けとなり、明かり窓がある。明治6年に焼失したが、現在のものは明治11年に建てられたもので、重要文化財。
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馬場家 明治6年の大火後の明治初期再建。重要文化財。
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前蔵 江戸時代からあった土蔵を改造したもので、入口上部の茶色い部分は、火事に遭った際の防火に目張りとして味噌を塗った跡。前蔵には、町の延焼を防ぐ役割があったとのこと。
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お部屋も種類があり、一番格式が高いのは、座敷、仏間、前座敷となっている。
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切抜門 一番の賓客はこの門から坪庭を通って、最短距離で座敷へ上がるようになっている。
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中島杢堂作 木象嵌透かし彫りの欄間 鳳凰
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茶の間 大正~昭和初期に改造されて大きな硝子窓が設けられた。トオリニワの白壁を見ることが出来る。
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新座敷は、昭和初期に増築され、建具の桟が細く、面取りされている。書院欄間は、扇面型の板欄間。
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お風呂は檜張りの板に、天窓があり、水が勾配をつたって落ちるようにと勾配を付けた天井となっている。当時流行した形とのこと。
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昭和初期の水回りには、ステンドグラスなどモダンなものも。
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奥には、壱番蔵、弐番蔵、味噌蔵、米蔵と並ぶ。
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桝田酒造店 沙石 
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桝田酒造店 満寿泉
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桝田酒造店 寿蔵
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この日は富山市街で宿泊。翌日の様子は:


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