2021年竣工。
善光寺の建物が見える位置にテラスを配し、右側が長野県立美術館、左側に谷口吉生氏設計の東山魁夷館がある。東山魁夷館の様子は:水辺テラス
かつてここには、旧信濃美術館が建っており、リスペクトとしてその跡地を空地として残している。
ここでは、中谷芙二子氏のランドスケープアート「霧の彫刻」が見られる。その様子は:
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「松代柴石」は、松代町の柴地区にある金井山でしか採れない安山岩で、善光寺や松代城の建材として使われてきたもの。
エントランスホールの内階段と水辺テラスの外階段は、ガラスを挟んで連続させ、ひとつの大階段のように見せている。仕上げも同じ石にし、階段の高さも同様にしている。
連絡ブリッジも、建物の内外を一直線につなげている。
美術館本館の主軸となる善光寺参道の軸線と、東山魁夷館に向かう軸のふたつの軸線があり、二階連絡ブリッジの床石と本館の床石とがぶつかるようになっている。
組格子のレリーフ壁は、林昌二氏が設計した旧信濃美術館 3階講堂の壁面にあったもので、アラスカ檜製。

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