大阪、京都、神戸、松本などでは既に開催されていた建築祭が、満を持して東京で初めて開催された。有料の抽選予約でのガイドツアーが44ヶ所、無料一般特別公開が18ヶ所と言う規模だったが、ボランティアスタッフさんが話されていたり、参加者がXなどで呟かれているように、こんなに盛況だとは! こんなに建築好きが居たとは! 頑張って抽選のツアー予約に色々と応募したが全敗で、泣く泣く一般の特別公開に行ってみたが、わずか土日の2日間だけだったせいもあってか、長い所では入場に90分以上待ちなどの列💦

エリアは、日本橋・京橋、銀座・築地、大手町・丸ノ内・有楽町、神田などと4ヶ所に分かれている。
まずは日本橋・京橋エリアへ。

三井本館
昭和4年(1929年)竣工。国の重要文化財。
関東大震災後に建替えられた建物。当時としては非常に珍しく、設計者も施工業者も米国からで、トローブリッジ・アンド・リヴィングストン事務所が設計を、ジェームズ・スチュワート社が施工業者となった。古典主義をもとにした巨大な建物。
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本館は複合ビルで、三井合名、三井銀行、三井物産、三井鉱山、それに新設の三井信託の5社が本社を置いていた。合名玄関は特別に公開。
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天井は古代ローマの天井をモチーフに。
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エレベーターが2機あり、稼働している。
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エレベーター内部はとても豪華なのだが、左右で少しデザインが異なるのも面白い。
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嘱託職員としてこの建物の建設に携わっていた山下寿郎氏が、後に丸石ビルディングや山下設計にもつながるとのこと。
5月25日の午後に訪れたところ、90分以上待ちで、閉館の17時までに間に合うか不明とのことだった為、26日開館30分前に行って10時過ぎに入ることが出来た。やれやれ。

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