「ニューヨークを舞台にした日本人アーティストたち ー 木村利三郎作《メトロポリス》を中心に」展と、別室で「特集展示 木村利三郎が描いた世界の都市」展が同時開催されていた。(撮影不可の為、いずれも画像はHP等より)

「ニューヨークを舞台にした日本人アーティストたち ー 木村利三郎作《メトロポリス》を中心に」展には、木村利三郎氏のほか9名のアーティスト達の作品が展示されている。

木村利三郎「メトロポリス(部分)」1991
木村利三郎氏(1924-2014)のご遺族から油彩画15点を受贈したうちの1点。都市を描き続けてきた木村氏の集大成的な意味をもつ作品。大都市(メトロポリス)をテーマとし、カンバスを繋ぎ合わせた 28.27メートルの長さがある。一度に広げられないことから、前期後期で展示域を変えられるとのこと。
木村利三郎「メトロポリス(部分)」1991

木村利三郎「K氏への手紙」1970
木村利三郎「K氏への手紙」1970

荒川修作「実際には:盲目の意思 I 」1982-83
荒川修作「実際には:盲目の意思 I 」1982-83

佐藤正明「サブウェイ No.12」1976
佐藤正明「サブウェイ No.12」1976

内間安瑆「Sky, Sea, Earth」1969
内間安瑆「Sky, Sea, Earth」1969

坂上怜湖「無題(B)」1960年代
坂上怜湖「無題(B)」1960年代

佐々木健二郎「ボッティチェリによる Freedom Line」2023
佐々木健二郎「ボッティチェリによる Freedom Line」2023

富岡惣一郎「題不詳(マンハッタン遠景)」制作年不詳 
ブルックリンから見たマンハッタンを描いている。トミオカホワイトと名付けた黄変や亀裂の少ない白絵の具を使っているとのこと。画像ではわからないが、近くで見ると、その白が塗り込められているのが良くわかる。
富岡惣一郎「題不詳(マンハッタン遠景)」制作年不詳

猪熊弦一郎「猫と頭」1952 渡米前の作品。
猪熊弦一郎「猫と頭」1952

白井昭子「The Sun with a Lemon」1970
白井昭子「The Sun with a Lemon」1970

流政之「ナガレバチ」1997 
三味線のバチのように見えるが、流氏曰く、女性の太腿の間の空間なのだとか😂
流政之「ナガレバチ」1997

流政之「雲と砦」1975-2012 
ニューヨークのワールドトレードセンター前の広場に、4.3×10×5メートルで重さ 250トンの作品を展示していたが、911では壊れなかったが、救援用の重機を運ぶ為に撤去されたのだそう・・・ その作品の小形版。
流政之「雲と砦」1975-2012

【特集展示】木村利三郎が描いた世界の都市
1970年代初期に版画で制作した世界の都市シリーズ。世界の代表的な20都市を実際に見ることなく描いた作品。
木村利三郎「Bangkok(バンコク)」1970
木村利三郎「Bangkok(バンコク)」1970

木村利三郎「Paris(パリ)」1970年代
木村利三郎「Paris(パリ)」1970年代

会場:會津八一記念博物館
会期:5月13日~7月15日’24

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