＜1＞からの続き
1950年代～現在に至るまでの180点のポスターが並ぶエリアは圧巻。宇野氏いわく、日本宣伝美術界で認めてもらうことが入口だったと、そしてポスターは、絵画的な要素とグラフィックデザインの要素がうまく融合しているので、絵を描きたい思いとデザインをしたいと思いがうまく表現できている場だと。
右側「三井信託銀行」ポスター 1971
「マジョリ画 マジョリカ マジョルカ」資生堂 2016
会場：東京オペラシティアートギャラリー
会期：4月11日～6月16日’24
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1950年代～現在に至るまでの180点のポスターが並ぶエリアは圧巻。宇野氏いわく、日本宣伝美術界で認めてもらうことが入口だったと、そしてポスターは、絵画的な要素とグラフィックデザインの要素がうまく融合しているので、絵を描きたい思いとデザインをしたいと思いがうまく表現できている場だと。
左：シャンソンのポスター
右側「三井信託銀行」ポスター 1971
蛍光塗料が施されたポスターをブラックライトの光で鑑賞できるコーナーも。
左：「Keiko's（ケイコの店）」ポスター 1967
サイケブームの一翼をになうことに。眉毛のない女性は「宇野亞喜良スタイル」と呼ばれ、メイクやファッションをまねする女性が現れた。
舞台美術も手掛け、セットや衣装の監修のみならず、時には制作や演出も。
スフィンクスの片方 口から煙りが出るようなしかけが。
「サタニズム」2017
再び少女の絵を描くようになったのは2000年頃。先の見えない混沌とした社会にまっすぐな眼をした少女を描きたくなったと。
「龍の落とし子」 2020
宇野は俳句に親しみ、「左亭」の俳号を持っており、松尾芭蕉や寺山修司氏らが詠んだ句をテーマとした新作を描き続けている。
「マジョリ画 マジョリカ マジョルカ」資生堂 2016
展覧会の最後の作品は、女優のんが、NHK「日曜美術館アートシーン」で昨年 7年ぶりに宇野氏に会いにアトリエを訪問し、枯れ葉をピンで壁に留められていることに注目する。その会話の後、ささっと宇野氏が描いた作品。下は枯れ葉で、上は翼とし、カサカサしものとそうでないものとを描いたとのこと。
会期：4月11日～6月16日’24
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