小林望美氏の「マー・マイン」展。

石やガラス、貝殻などの小片を寄せ合わせてつくる古典的モザイク・装飾美術技法ではなく、写真の転写に始まりブロックノイズや低解像度の画像など、デジタル技術を併用した作品を重ねるモザイク画を制作しておられる。
人魚をモチーフとしているが、タイトルの「マー・マイン」とは人魚(マー・メイド / マー・マン)から着想を得た造語とのこと。

木製パネルへ描いたモザイク画を彫刻刀で彫り、溝へ金属色を流し込む独自のスタイルを2016年に確立し、視点に応じて光量や遠近で印象が異なるとのこと。同じ位置に立っても、肉眼で見える印象と、カメラで撮る印象が異なる。カメラを通すと、より陰影などが鮮明になるのが面白かった。
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これらはガラス片によるもので、横から見ると、よりプツプツした表面になっている。
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会場:銀座蔦屋
会期:6月8日~6月28日’24

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