清水多嘉示氏(1897-1981)の作品17点を新しく遺族から寄贈されたことにより、関連する他のコレクションと合わせて展示しているのも面白い。

新収蔵作品 清水多嘉示「自画像」 
尊敬していた中村彝氏へのオマージュ作品なのかもとのこと。
★清水多嘉示「自画像」

中村彝「自画像」1909-10
並んで展示されている。中村彝氏のこの作品は、17世紀オランダのレンブラントからの影響を受けている初期作品。
中村彝「自画像」1909-10

フランス留学中に、彫刻家のエミール=アントワーヌ・ブールデル氏の教室で学び、絵と彫刻の両方を制作することに。
エミール=アントワーヌ・ブールデルEmile-Antoine Bourdelle「弓をひくヘラクレス」1909​
エミール=アントワーヌ・ブールデ

エミール=アントワーヌ・ブールデルEmile^Antoine Bourdelle「ペネロープ」1909
エミール=

新収蔵作品 清水多嘉示「エミール=アントワーヌ・ブールデル」
★清水多嘉示「エミール=アントワーヌ・ブールデル」

新収蔵作品 清水多嘉示「アンドレ嬢」1923
★清水多嘉示「アンドレ嬢」1923

新収蔵作品 清水多嘉示「レア嬢」1926 
★清水多嘉示「レア嬢」1926

モンパルナスのシテ・ファルギエールなる集合住宅にアトリエを借りており、そこにはスーティンやザッキンらも住んでいたとのこと。
オシップ・ザッキン Ossip Zadkine「三美神」1950
オシップ・ザッキン Ossip Zadkine「三美神」1950

新収蔵作品 清水多嘉示「シテ・ファルギエール風景」1925o
★清水多嘉示「シテ・ファルギエール風景」1925

新収蔵作品 清水多嘉示「風景」1925年頃
★清水多嘉示「風景」1925年頃

シャイム・スーティン Chaim Soutine「大きな樹のある南仏風景」1924​
シャイム・スーティン Chaim Soutine「大きな樹のある南仏風景」1924

アンリ・マティスを強く意識していたとのこと。
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左から:
新収蔵作品 清水多嘉示「ギターと少女」1925年頃
★清水多嘉示「ギターと少女」1925年頃

アンリ・マティス Henri Matisse「オダリスク」1926
アンリ・マティス Henri Matisse「オダリスク」1926

アンリ・マティス Henri Matisse「樹間の憩い」1923
アンリ・マティス Henri Matisse「樹間の憩い」1923

ポール・セザンヌも指針となる画家として敬慕していたとのこと。
ポール・セザンヌ Paul Cezanne「サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール」1904-06年頃
ポール

新収蔵作品 清水多嘉示「丘を望む」1927
★清水多嘉示「丘を望む」1927

新収蔵作品 清水多嘉示「すわる女」1923
★清水多嘉示「すわる女」1923

新収蔵作品 清水多嘉示「アトリエにおけるリアとジョセフィーナ」1923-28​
★清水多嘉示「アトリエにおけるリアとジョセフィーナ」1923-28

清水多嘉示「衣装室」1926
清水多嘉示「衣装室」1926

新収蔵作品 清水多嘉示「憩いの読書」1928 
セザンヌやマティスへの傾倒はもうこの頃にはしていないと。
★清水多嘉示「憩いの読書」1928

新収蔵作品 清水多嘉示「裸婦」
★清水多嘉示「裸婦」

★清水多嘉示「裸婦」 

清水多嘉示「石橋正二郎像」1968
清水多嘉示「石橋正二郎像」1968

会場:アーティゾン美術館
会期:3月30日~7月7日’24

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