森万里子氏の「古事記」展。神代の創世神話から着想を得た作品群によるインスタレーション。
手前:「Kojiki Installation」2019-2024
様々なサイズの敷石に囲まれたアクリルの立体作品が置かれている。日本各地の磐座(いわくら =神をおろす依り代としての岩)を巡るフィールドリサーチに基づき制作され、インスタレーション構成は、沖ノ島に今も残る古墳時代の祭祀跡に着想されているとのこと。
奥:「Genesis X」2023年
メインテーマである天地開闢の神話にインスピレーションを得た形而上学的イメージで、三つの連なる円は、別天神(ことあまつかみ 古事記による創世の神々)と結びついた見えない世界、現実世界、そして森氏がイメージする心を中心とした新しい別の世界を意味しているのだそう。
「Onogoro Stone」2024
高さ180cm。見る角度によって様々に変化する色彩のスペクトルを生み出していて、面白い。
「Peace Crystal」2016-2024
森氏のデザインによる特別な構造物の中に設置され、イタリアはヴェニスで先月から初公開されているとのこと。この展覧会場の作品は高さ37センチだが、ヴェニスで公開されている作品は、現代人の平均身長を模った高さ約167.5センチで、直立歩行の姿勢が人に知性と霊性をもたらしたという森氏の見解に基づいて制作され、人類発祥の地とされるアフリカ大陸、エチオピアへ寄贈され、洞窟の中の恒久設置を最終的に目指しているのだそう。。。貧困問題を起因としての治安の悪化も常態化しているエチオピアで、たとえ洞窟であろうとも置かれているとわかれば、速攻盗難に遭うと思うのは私だけだろうか・・・
同時に、SCAI PARK で行われている森万里子展は:
手前:「Kojiki Installation」2019-2024
様々なサイズの敷石に囲まれたアクリルの立体作品が置かれている。日本各地の磐座(いわくら =神をおろす依り代としての岩)を巡るフィールドリサーチに基づき制作され、インスタレーション構成は、沖ノ島に今も残る古墳時代の祭祀跡に着想されているとのこと。
奥:「Genesis X」2023年
メインテーマである天地開闢の神話にインスピレーションを得た形而上学的イメージで、三つの連なる円は、別天神(ことあまつかみ 古事記による創世の神々)と結びついた見えない世界、現実世界、そして森氏がイメージする心を中心とした新しい別の世界を意味しているのだそう。

「Onogoro Stone」2024
高さ180cm。見る角度によって様々に変化する色彩のスペクトルを生み出していて、面白い。
「Peace Crystal」2016-2024
森氏のデザインによる特別な構造物の中に設置され、イタリアはヴェニスで先月から初公開されているとのこと。この展覧会場の作品は高さ37センチだが、ヴェニスで公開されている作品は、現代人の平均身長を模った高さ約167.5センチで、直立歩行の姿勢が人に知性と霊性をもたらしたという森氏の見解に基づいて制作され、人類発祥の地とされるアフリカ大陸、エチオピアへ寄贈され、洞窟の中の恒久設置を最終的に目指しているのだそう。。。貧困問題を起因としての治安の悪化も常態化しているエチオピアで、たとえ洞窟であろうとも置かれているとわかれば、速攻盗難に遭うと思うのは私だけだろうか・・・
同時に、SCAI PARK で行われている森万里子展は:
以前に見た森万里子氏の作品は:
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