大正11年(1922年)竣工。
矢部又吉氏設計。矢部氏は、旧横浜正金銀行本店設計者の妻木頼黄氏のお弟子さん。

矢部氏がドイツのベルリン工科大学で学んだことから、ドイツ・ルネサンス風の重厚な外観の建物が作られた。しかし老朽化が進んだために平成元(1989)年に、ファサードを活かす方式でビルが改築された。3階建てのビルを上に伸ばして高層ビルにし、上層階の外壁を全面ミラーガラスとし、改装前に使われていた外壁を下層階に生かしている。窓の上に三角形のペディメント(デザイン上の小屋根を設けた物)を配し、イタリア風の石組みとして、新旧を合わせた建物になっている。
IMG_E7178

入口を入った左側に空間を設け、側面の入り口に使われていたものを復元している。
IMG_E7175