厳正寺(ごんしょうじ)の水止舞(みずどめのまい)を見にことに。
起源は、元亨元年(1321)年という古いお祭りで、水害に悩まされたことから、雨を降らして法螺貝を吹く龍神をこらしめ、獅子舞で雨を止める祈りをする。
大干ばつに見舞われた際、住職が藁で龍像を作って祈祷を捧げ雨を降らせたが、その 2年後、今度は長雨が続き、田畑が流出。長雨は 2年前の雨乞いの祈祷のせいだと住職を恨む人が出てきた。その為、住職は獅子の仮面を 3つ作って「水止(しし)」と命名し、農民にかぶらせて舞い、太鼓を叩き、法螺貝を吹き、龍神に雨がやむよう、「水止」の祈祷を捧げたところ雨は止み、人々は感謝の舞として、「水止舞」を捧げるようになったのだそう。
まず、道行(みちゆき)なる雨乞いの儀式が行われる。藁で編んだ縄(七五三縄)を渦巻き状に巻きあげた雄雌二匹の龍神の中に大貝(法螺貝)を吹く人が1名ずつ入り、水をかけられながら、練りの道あけをする。水は、龍神を元気づけさせる水で、水が掛けられる度に、法螺貝を吹いて雄叫びを上げている。
龍神の後ろからは、青竹で地面を叩きつけながら、牡丹が描かれた扇をかざす警固が続き、笛頭を先頭にしながら笛師連、花笠をかぶり「ささら」を鳴らす花籠が続くのだが、もっぱら龍神を追って見ていたので、後ろの行列はちゃんと拝見できず💧
30分ほどかけて練り歩く道沿いでは、大きなバケツやたらいに大量の水が用意されている。
一番大きなのはまるでプールだが、これは厳正寺の前に。
お祭りが始まる前に、担当の方がマイクで「水が見物客にかかっても、一切の責任は負いません」と言われて、観客がどっと笑っていたが、笑い事でないぐらい水がかかる! 良く良く見ると、より龍神をそばで見たい人達は、裸足やビーサン、雨合羽、タオルは必須で、カメラやマイクなどもビニールで防水するなど完全防備の臨戦態勢。
横たわった状態で水を浴び、二匹の龍神が法螺貝を吹いている。移動は大勢の方が、横向きに人が入ったままの藁筒をよいしょと持ち上げては移動するのだが、藁が水を含んでどんどん重そう。
ちょうど、報道ステーションの諸村武蔵氏が、インタビューをされていたが、水は容赦なし。
お寺の入口に到着。
最後に、藁筒から出て、おふたりで高らかに法螺貝を吹いておられた。
龍神の縄は舞台で切られ、舞台の周囲に広げられる。
水止舞
花籠二人を従えた赤い面の雌獅子と、黒い面の若獅子・雄獅子の三匹の獅子が、舞台上で奉納笛・唄に合わせて舞を披露する。
花籠とは、頭に大きな牡丹の花が飾られ、咲き乱れる姿がイメージされており、手には、ささら(簓)と呼ばれる、装身具を持っている。ささらは、秋の稲穂が擦れあう擬音をささらといい、五穀豊穣の意味があるのだそう。
獅子は、関東地方を中心に東日本に広く分布する一人立ち三人一組の、「三匹獅子舞」。三匹の獅子舞はそれぞれ、赤い面の雄獅子(大水止)・黒い面の若獅子(中水止)・金の面の雌獅子(女水止)からなる。
「雌獅子の舞(女水止舞)」
配られた御護符は、中に前回の水止舞で使われた藁が3本入っており、雄獅子(大)、若獅子(中)、雌獅子(小)を表しているとのこと。
未だこの後4つプログラムが続いたのだが、あいにく予定があったので後ろ髪を引かれつつ退散💧
水をかけるお祭りとしては、大鳥神社の例大祭での油面町会による「水掛神輿渡御」を見て面白いと思ったのだが、この水止舞の豪快な水の量には恐れ入りました😂

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起源は、元亨元年(1321)年という古いお祭りで、水害に悩まされたことから、雨を降らして法螺貝を吹く龍神をこらしめ、獅子舞で雨を止める祈りをする。
大干ばつに見舞われた際、住職が藁で龍像を作って祈祷を捧げ雨を降らせたが、その 2年後、今度は長雨が続き、田畑が流出。長雨は 2年前の雨乞いの祈祷のせいだと住職を恨む人が出てきた。その為、住職は獅子の仮面を 3つ作って「水止(しし)」と命名し、農民にかぶらせて舞い、太鼓を叩き、法螺貝を吹き、龍神に雨がやむよう、「水止」の祈祷を捧げたところ雨は止み、人々は感謝の舞として、「水止舞」を捧げるようになったのだそう。
まず、道行(みちゆき)なる雨乞いの儀式が行われる。藁で編んだ縄(七五三縄)を渦巻き状に巻きあげた雄雌二匹の龍神の中に大貝(法螺貝)を吹く人が1名ずつ入り、水をかけられながら、練りの道あけをする。水は、龍神を元気づけさせる水で、水が掛けられる度に、法螺貝を吹いて雄叫びを上げている。
道行が行われている時は、龍神の頭部分は危ないので取り外しておられた。
今回、龍神となって法螺貝を吹かれるおふたり。学校の先生をされている方もおられるようで、生徒達が応援していた。龍神の後ろからは、青竹で地面を叩きつけながら、牡丹が描かれた扇をかざす警固が続き、笛頭を先頭にしながら笛師連、花笠をかぶり「ささら」を鳴らす花籠が続くのだが、もっぱら龍神を追って見ていたので、後ろの行列はちゃんと拝見できず💧
30分ほどかけて練り歩く道沿いでは、大きなバケツやたらいに大量の水が用意されている。
一番大きなのはまるでプールだが、これは厳正寺の前に。
お祭りが始まる前に、担当の方がマイクで「水が見物客にかかっても、一切の責任は負いません」と言われて、観客がどっと笑っていたが、笑い事でないぐらい水がかかる! 良く良く見ると、より龍神をそばで見たい人達は、裸足やビーサン、雨合羽、タオルは必須で、カメラやマイクなどもビニールで防水するなど完全防備の臨戦態勢。
横たわった状態で水を浴び、二匹の龍神が法螺貝を吹いている。移動は大勢の方が、横向きに人が入ったままの藁筒をよいしょと持ち上げては移動するのだが、藁が水を含んでどんどん重そう。
ちょうど、報道ステーションの諸村武蔵氏が、インタビューをされていたが、水は容赦なし。
お寺の入口に到着。
最後に、藁筒から出て、おふたりで高らかに法螺貝を吹いておられた。
龍神の縄は舞台で切られ、舞台の周囲に広げられる。
水止舞
花籠二人を従えた赤い面の雌獅子と、黒い面の若獅子・雄獅子の三匹の獅子が、舞台上で奉納笛・唄に合わせて舞を披露する。
花籠とは、頭に大きな牡丹の花が飾られ、咲き乱れる姿がイメージされており、手には、ささら(簓)と呼ばれる、装身具を持っている。ささらは、秋の稲穂が擦れあう擬音をささらといい、五穀豊穣の意味があるのだそう。
獅子は、関東地方を中心に東日本に広く分布する一人立ち三人一組の、「三匹獅子舞」。三匹の獅子舞はそれぞれ、赤い面の雄獅子(大水止)・黒い面の若獅子(中水止)・金の面の雌獅子(女水止)からなる。
「雌獅子の舞(女水止舞)」
「出羽の舞(大水止・若水止の舞)」初めての出会いが表現された舞とのこと。
配られた御護符は、中に前回の水止舞で使われた藁が3本入っており、雄獅子(大)、若獅子(中)、雌獅子(小)を表しているとのこと。
未だこの後4つプログラムが続いたのだが、あいにく予定があったので後ろ髪を引かれつつ退散💧
水をかけるお祭りとしては、大鳥神社の例大祭での油面町会による「水掛神輿渡御」を見て面白いと思ったのだが、この水止舞の豪快な水の量には恐れ入りました😂

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